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伊勢谷友介はヤバい奴が似合う、狂気を感じる作品5選

映画『翔んで埼玉』執事・阿久津翔

 原作そのものが非常に面白い中で映画オリジナルキャラながら原作キャラたちに決して負けていない濃厚かつ圧の強い顔面力で暴れまくる伊勢谷友介。  挙句、一番の見どころとも言われているGACKTとの長く濃厚なキスシーンで話題までさらってしまいました。  盛大に笑わせながらも下品にならないところが伊勢谷のすごいところです。

映画『ハチミツとクローバー』天才・森田忍

「ハチミツとクローバー Blu-ray スペシャル・エディション」TCエンタテインメント

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 水彩画のような淡くフワフワした世界観の作品で、1人異質な存在として浮きまくり、不穏な空気をまき散らす天才・森田忍を演じているのが伊勢谷友介でした。  羽海野チカによる原作マンガにおいても非常に重要な役柄で、森田を誰が演じるかで作品の成否が左右されると思っていたのですが、期待をはるかに上回る表現力を見せています。
「ハチミツとクローバー Blu-ray スペシャル・エディション」TCエンタテインメント (画像:Amazon販売ページより)

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 だらしないロン毛+彫刻のような端正な顔立ちで、奔放で、ペンキでグチャグチャに汚し、暴れまくり、狂気を見せたかと思えば繊細さをのぞかせます。  不可解な言動がたまらなく魅力的な原作の森田とはちょっと異なり、イケメン+ナルシスト過ぎる感はありますが、ファンタジー感溢れる蒼井優との並びの異質なのにしっくりくる感じは大正解。本人が東京藝術大学美術学部出身というルーツもあり、天才美大生が素と同化している感もありました。 <文/田幸和歌子> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
田幸和歌子
ライター。特にドラマに詳しく、著書に『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』『Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき』など。Twitter:@takowakatendon
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