「Muddy Cat」では店内に常に猫がいるわけではなく、気が向いた時、3匹に出て来てもらうスタイル。
3匹に会いやすいのは、オープン直後のすいている時間。オーナーさんいわく、3匹はお客さんがいてもいなくても行動にあまり変化はないそうですが、三者三様な接客態度は多くの人に癒しを与えています。
「てんてんは人見知りが激しいので撫でられるのは嫌がりますが、注目はされたいみたい。お客さんから『かわいいね』と言われると、満足そうにしています。」
対して、人間好きのタビ子ちゃんは積極的。自らお客さんに撫でてもらいにいく、サービス精神旺盛な接客をしているよう。一方、ミチルちゃんはおやつをもらえたら満足する派。欲しいおやつをゲットした後は床に寝転がり、マイペースにお客さんをもてなしているのだとか。
こうした光景を見守っているオーナーさんには、ある願いが。「猫を通して会話や出会いが広がると嬉しいですし、うちの猫をきっかけに、これから猫を飼いたいと思っている人が保護猫の里親になってくれたり、保護猫に目を向けてくれたりするようになったらいいなと思っています。」
そんな優しい願いが込められたお店だからこそ、居心地の良さを感じ、常連となっている方は多いはず。猫を介して、縁や笑いが生まれる「Muddy Cat」は唯一無二の場所となっています。
気になった方はぜひ、パンクロック好きのオーナーさんとの話を楽しみながら、個性豊かな3匹と癒しのひと時を過ごしてみてください。
<文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291