独身の彼氏に「嫁みたいな存在がいる」と言われ…別れるべき?|性活相談
愛し続けるには感情と意思の両立が必要
失恋した苦しみを知らない人は、愛することがわからないでしょう。依存的恋愛をして傷つけ合ったことがなければ、恋と愛の違いがわからないでしょう。愛されることばかりを求めている人は、まだ愛を知りません。
愛とは瞬間的な感情の状態ですが、そこには継続していく意志が伴って完成するものです。感情と意志の両立、この視点でご自身の気持ちを見つめ直してみてください。
今回のケースに戻って考えていきましょう。
2人とも一夫一妻制の価値観に縛られている
みきさんは、彼のことを愛しているようです。でもこの感情を持ち続けていいのか、そう意志していいのか迷っています。そう迷わせている原因は、一夫一妻制の価値観に縛られているからです。縛られているのは、みきさんだけではなく彼もです。彼の“嫁みたいな存在”という言葉が引っかかるのは、制度から離れたところで関係性を築いていこうとしていたのに、制度の価値観を持ち込まれたからです。制度と感情、どちらが大切なんだと悩まされています。
おそらく彼は、制度側の嫁という存在の彼女と、感情側のみきさんの両方を手にしたいと望んでいます。彼にとってセックスは、制度側ではなく感情側にある行為です。みきさんに対しては、制度側の関係は望んでいないのだから、感情とセックスがあれば問題ないだろうという認識になっていることでしょう。
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