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独身の彼氏に「嫁みたいな存在がいる」と言われ…別れるべき?|性活相談

彼の一番になりたいと思っているのでは?

 当のみきさんは、感情でつながっていればいいと思っていたのですが、その気持ちがどんどん確かなものになっていくにつれ、同一化願望が強まっていきました。彼の一番になりたいと思うようになっています。 彼の一番になりたいと思っているのでは? 一番とは、相手の肉体と精神の独占(所有)を望むことです。独占とまでいかなくても、最優先権の確保はしたいところです。これを確かなものにするには、「私の体と心はあなたのもの」という約束をお互いに交わす必要があり、それは、限りなく婚姻関係に近いものです。  感情を確かなものにしたくなると、制度による契約を求めてしまいます。それは、感情の本質である、常に変化し揺れ動く自由なものといったところを否定することになります。愛という感情が形式化、固定化してしまうのです。

自分がどうしたいのか見極めて

 みきさんが彼を本当に愛しているのなら、嫁のような存在がいようがいなかろうが、愛しつづけるまでです。もし愛を制度側の形にしたいと思うのなら、それは、立場を望むということで覚悟が必要です。その覚悟は責任を負う覚悟であり、彼と当初関係を持つ時に望んでいたものではありません。人の気持ちは変化するのですから、そのように思っても間違いではありません。むしろ自然なことでしょう。  でも、それは本質的な意味での愛ではなくなります。三者の関係が今のまま彼のことを愛する日々を積み重ねてもいいし、三者から二者で完結する関係への変化を望み、みきさんが嫁のような存在になろうとしてもいいです。自分の悩みのポイントを整理して、自身の気持ちと向き合い、みきさんがどうしたいのかを見極めてください。みきさんの望みが叶うことを願っています。
森林原人さん

森林原人さん

<文/森林原人> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【性活相談者を募集!】 森林原人さんに悩みを相談したい方は、こちらのお問い合わせフォーム(https://joshi-spa.jp/inquiry)まで、お名前はハンドルネームまたは匿名希望、題名の冒頭に【性活相談】を入れ、お送りください。 ※相談内容の一部を変えて取り上げさせていただく場合がございます。
森林原人
1979年生まれ。1999年にAV男優デビュー。出演本数1万本。経験人数9千人。セックスの虜になり道を踏み外したと思われているが、本人は生きる道を見つけられたとむしろ感謝している。著書に『イケるSEX』(扶桑社)、『セックスお悩み相談室』(扶桑社)他。性と向き合い、性を知り、性を楽しむためのサイト「リビドーリブ」とYouTubeチャンネル「森林原人YouTube」を運営。★Twitter(@AVmoribayashi)/★Instagram(@genjin_moribayashi_1979
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