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コロナで結婚相談所をやめた31歳女性。結婚したいのに、行動できない胸のうち

おおしまりえの幸せな人生の迷い方】  こんにちは、恋愛ジャーナリストのおおしまりえです。 コロナ婚活 今年の春、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令され、それ以降婚活をストップさせている人が増えています。 <※編集部注:マッチングアプリ「Pairs」を運営する株式会社エウレカの調査によると、今年5月時点で「婚活・恋活している」は30%、「していない」は70%。していない人のうち、64%は「以前は活動していたが、新型コロナウイルスの影響で現在活動を休止している」。コロナで婚活・恋活をストップしている人が、いかに多いかがわかります。  また、新型コロナウイルスによって、恋愛観に変化のあった人が18%。わずか2~3カ月の間ですが、新型コロナが婚活男女に与えた影響がうかがえます。 (調査対象:全国2704名、18~59歳の独身男女・交際相手なしの一般消費者。調査期間:2020年5月14日~15日にオンライン調査)>  今回話を聞いた花梨さん(仮名・31)もその一人。コロナによって、人生において大事なものが変わりつつあり、婚活を再開出来ないと話します。でも、時間はどんどん流れていく。その折り合いはどうつけていったら良いのでしょう。

アプリで出会った彼と1年付き合ったけれど

「2019年の8月に彼と別れてから、このままで良いのかなって思うようになりました。ちょうど30歳にもなり、モタモタしていても仕方ないと思って結婚相談所に登録し、婚活を本格化させました」  普段は企業の広報として働く花梨さんは、3年ほど前からマッチングアプリを使って、ゆったり婚活をしていました。  好きになるまでに時間がかかると語る花梨さん。直近ではマッチングアプリで出会った14歳年上の男性と1年付き合い、2019年の夏に別れています。 「お相手との交際は楽しかったのですが、結婚の意志がないと知って仕方なく別れました。私は結婚願望が強かったのに、そこを確認せずにダラダラ付き合ってしまったと反省しましたね。  それが30歳になる直前だったので、別れて一人になったら焦りや不安がつのって、数カ月後に結婚相談所に登録をして活動を始めました。それとかぶる形で、コロナの感染が広がって…」

オンラインデートのデメリット

 その後、新型コロナウイルスの影響もあり、一時はデートどころではなかったそう。そんな中でも出来ることをと活動した結果、オンラインデートを含め10人ほどと対面したそうです。
オンラインデート

オンラインデートにはデメリットも…(写真はイメージです。以下同)

「オンラインデートは、無駄なお金と時間をかけなくて良いという面は感じたのですが、みんな良い人に見えてしまうデメリットがありました。対面だったら自然と気づく、仕草や振る舞いのクセが、オンラインだと全く見えないんです。  結局仮交際(※)だけが増えていき、気持ちが追いつかないというジレンマに陥りました」 <※仮交際では、複数の異性と同時に関係を進めていくので、他の人とお見合いOK。仮交際を経て、相手を一人にしぼり、結婚を前提にした真剣交際へ進む。真剣交際では他の人とお見合いNG。>  時期的なものも相まって、結局花梨さんは結婚相談所を休会します。それから数ヶ月、現在は新型コロナウイルスの影響もだいぶ落ち着いたわけですが、引き続き結婚相談所は休会中です。  結婚願望は募るのに出会いを今は増やす気になれない。その心はどこにあるのでしょう。
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コロナ前の婚活本気モードをへし折ったもの
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