彼にドMだと勘違いされてて…「普通にして」とどう伝えればいい?|性活相談
セックスにも意味や価値を求めてない?
「そんなことする意味ある?」「無意味な時間を過ごしてしまった」「生きていく価値が僕に(私に)あるのだろうか」といったことを無意識に考える癖がついていきます。これを、概念思考と呼びます。物事や行為に意味や価値を見出し、概念として捉える思考方法です。
これは、社会でコミュニケーションをとっていく上では非常に有効です。例えば赤という色があります。絵本などでトマトやリンゴ、ポストを並べて、これが赤なんだよと教わり、赤という色を認識するようになります。
そして次第に、赤は血の色だとか、バラの色、女子トイレや上履きの色、止まれの信号の色という経験を経て、情熱、女性性、生命力、注意、派手、といった意味を紐付けていきます。こういった紐付けられた意味が共通認識としてある者同士は、イメージでコミュニケーションを取ることができます。真っ赤なネクタイをしてきた人に対しエネルギーを感じたり、赤い口紅やマニキュアを塗る相手に対し強い女性らしさを感じます。
遊びのセックスのルール
こういった意味付けや価値付けがセックスにも無意識のうちにされています。
セックスの一般的な定義は、男性器を女性器に挿入する行為のことです。でもそこには、秘密、快楽、卑猥、支配、痛み、暴力、愛情、神聖、下品、贅沢、憧れ、幸福、金銭といった様々な意味や価値が紐付けられています。
これらの意味や価値にとらわれず、ただただ行為に夢中になっていく“遊びのセックス”をすると概念から解放されます。そこにはSもMも、勝ち負けも、そういった類の立場的なものがなくなっています。その時、エゴは弱まっており、結果的に愛という瞬間的状態になれる可能性が高くなります。
そしてもう一つのポイントは、“遊び”にはルールがあることです。“遊びのセックス”のルールは、お互いの同意のもとで行為を進めるの一点です。これさえ守れば、どんな変態的な行為でも楽しいでいいです。
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