Entertainment

かわいい野鳥たちに、ほっとする/中学生写真家・藍沙さんが撮った野鳥

鏡の国のカルガモ

 この写真の鳥はカルガモといいます。都内にもよくいる鳥なので見たことがある人も多いのではないでしょうか。以前も、カルガモの親子がニュースになっていましたよね。  今回は、一羽で優雅に泳いでいる所を撮影しました。水面に鏡のように映る姿と、なんとも不思議な色合いになっている水面がお気に入りのポイントです。

屋根の上のカワウ

屋根の上のカワウ この鳥は「カワウ」といい、普段は川に棲んでいる鳥です。私も最初は「シャチホコかな?」と思いました。あまりにも、周りの風景に同化していたからです。  私が「珍しい……」と思ってじっと見ていると、カワウは首をぐるりと回してこちらを見つめてきました。その姿があまりにも堂々としているので、写真に収めました。カワウはカモよりも大きく、迫力がありました。  今回の写真展は「東京の野鳥たち」というテーマでしたが、まさに、こうやって自然と人がちょうどよくバランスを保っているからこそ見られるものなんでしょうね。  私のお気に入りの写真、いかがだったでしょうか。写真展の中でも私のお気に入りを選んで、紹介してみました。写真展では、来てくれた皆さんに自分の写真の解説する中で、私としてもいろいろと発見があり、楽しかったです。  また、いつもお世話になっている皆さんや、著名人の方々にもご来場いただき、とても嬉しかったです。これからも頑張りますので、ぜひ応援してくださいね! <撮影・文/藍沙> 【藍沙(あいしゃ)さん】 2006年生まれ。小学校5年から野鳥を撮り始める。2020年8月、富士フィルムフォトサロン東京にて最年少で個展を行う。第12回野生動物写真コンテストで入賞、第37回「日本の自然」コンテストで「朝日新聞社賞」を受賞(いずれも2020年)。愛機は富士フイルムのミラーレス一眼カメラ、X-T3。Facebook:@aiiishaphoto、Instagram:@photosaisha
藍沙
2006年、東京都生まれ。現在16歳、高校2年生の写真家。動物写真家の小原玲さんに指導を受け、小学5年生から野鳥を撮り始める。中学3年生の時、富士フイルムの若手応援企画「写真家たちの新しい物語」の対象に選ばれ、2020年、伝統ある富士フイルムフォトサロン東京で歴代最年少での個展を行う。同年、全日本写真連盟主催の「日本の自然」コンテストで「朝日新聞社賞」を受賞。NHKBSプレミアム『ワイルドライフ』(2022年4月4日ほか複数回放送)など、テレビ番組にも出演。現在、『毎日小学生新聞』(毎日新聞社)にて、地球環境と生きものたちをテーマに写真とエッセイを連載中。愛機は富士フイルムのミラーレス一眼カメラX-T4。愛用レンズは XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR。
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ