マスクの蒸れでニキビが…肌トラブルの原因と対策を医師に聞いた
キレイになりたい皆さま、こんにちは。美容活動、略して「美活」も2年目に入ったにらさわあきこです。マスク生活も早半年。暑かった時期にトラブルを感じ始めた方もいるでしょう。
かくいう私は夏の初めに肌トラブルが酷くなり、頬のあたりにヒリヒリとした傷みを感じるようになりました。しかも、人生初レベルの場所にニキビまでできてしまったのです。
そこで今回は、マスクによる肌トラブルの原因と回避策や対処法などについて、専門医に伺いしました。
教わったのは、麹町皮ふ科・形成外科クリニック院長の苅部淳(かりべ・じゅん)先生です。先生には以前、最新の医療用HIFU(ハイフ)を体験させてもらいました。マスクによる肌トラブルには、どういうものがあるのでしょうか。
「マスク生活が長くなってきたことで、マスクと接触すること自体がトラブルの原因になる『接触性皮膚炎』を起こす患者さんが増えています。また、暑さによりマスクの内側が蒸れて引き起こされる炎症もありますので、夏に症状を起こした方は多いかもしれません。
マスクの内側が蒸れると肌のバリア機能が崩れたり、雑菌が増えます。そのため他の時期よりもトラブルを起こしやすくなるのです。炎症を起こした結果、アトピーが悪化したりニキビができたり…という状態になることもあります」(苅部先生・以下、同)
確かに私は6月まではトラブルがなかったので、暑くなると炎症が起きやすいというのは、腑に落ちます。また、私の今のトラブルはマスクに触れることで生じる傷みなので、接触性皮膚炎の可能性もありそうです。
ちなみに私の行きつけの美容院では、スタッフの皆さんがあごで支えるフェイスシールドを採用しているのですが、なんと全員、支える部分にニキビができて悩んでいました。まさに接触によるトラブル……。回避するには、どうすればいいのでしょうか?
「マスクを肌に接触させないことや、マスク内部を蒸れさせないことです。接触を避けるためにマスクを少しふわっとつけたり、マスクにあたる肌の部分をこまめに乾かすといいでしょう。また、マスク内にガーゼを入れるというのも有効です。四隅にガーゼが当たるようにすれば、肌はかなり守られます」
蒸れがトラブルを引き起こす
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