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マスクの蒸れでニキビが…肌トラブルの原因と対策を医師に聞いた

「肌トラブルは蒸れることで引き起こされやすいので、30分に一回程度はマスクを外してマスクと肌を乾燥させるようにするのもオススメです。ソーシャルディスタンスが保てる場所でなら、できるだけマスクを外す時間を増やすのもいいでしょう。  実は口内には細菌がとても多いんです。だから息を吐くことで、唾液によりマスク内にも菌が付着して増殖します。ですので、マスクは適度な間隔で乾燥させて、雑菌を増やさないのが大事です」

マスクを外す際の注意点も

「ただしマスクを外す時にマスクの“外面”を触ったり、外した後にその辺に気軽に置くのは止めましょう。気軽に置くと再度つける時に逆の面をつける恐れがありますし、マスクの面を持ったりするとウイルスや雑菌を手に移してしまう可能性がある。せっかくウイルスを防御しても、自分の手に移してしまうと手から顔に移動させる可能性が高まります。  多くの人は無意識に顔を触っています。ウイルスや雑菌はそうした行為で体内に入っていきますので、マスクを持つ位置は普段からしっかり意識しておきましょう
マスクの“外面”を触らないよう注意(※写真はイメージです)

マスクの“外面”を触らないよう注意(※写真はイメージです)

 トラブルを起こしてしまったら、どうすればいいのでしょうか? 「早めに皮膚科を受診していただければ適切な治療をいたします。早く治るし跡にも残りづらくなります。なお、清潔を保つ意味ではガーゼのマスクよりも使い捨てを選ぶのがオススメです。当然ですが、使い捨てマスクを何日も使うのは止めましょう」  長い期間、マスクをする以上、皮膚トラブルは仕方ない面もあるのかもしれません。が、マスクの扱い方を見直せば、防げるトラブルもありそうです。私自身、初夏にトラブルを起こしてから、肌の敏感状態が続いていたので、改めて見直したいと思いました。 苅部先生、ありがとうございました。 ●苅部淳先生プロフィール 麹町皮ふ科・形成外科クリニック院長。専門分野は形成外科一般、マイクロサージャリー、リンパ管吻合術、乳房再建術、性適合手術、美容外科手術、静脈瘤、レーザー治療など。東京大学附属病院形成外科ほか複数の大学病院を経て、現職。 詳細なプロフィールはこちら:公式サイト ―「美活(今さら)始めました」― <文/にらさわあきこ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
にらさわあきこ
NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容について取材・執筆を続ける中、2019年に「美活部」を発足。簡単&ラクに綺麗になるための情報をブログやインスタなどで発信。著書に『未婚当然時代』(ポプラ新書)『婚活難民』(光文社)『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など。インスタ:@akiko_nirasawa_beauty、ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク~に綺麗になろう!
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