社内不倫が彼の妻にバレ…500万円請求されても、断ち切れない思い
どうしても切れなかった不倫関係はさらなる泥沼へ
「奥さんに声をかけられた話も、示談金を支払った話も、もちろん全部先輩に話して『もう会うのはやめましょう』って伝えました。でも先輩の方は奥さんに怒り心頭って感じで『もう、これを機に嫁とは別居の話を進める。お金は絶対に返すから、そんなこと言わないで』って。こんな状況になっても、私と別れたくないって言ってくれる先輩の気持ちが正直嬉しかった。それから5ヶ月くらい経つけど、結局関係は切れなくて、人目を盗みながら会っていました」
その間結局、男性側は奥さんとの別居には至っていないのだそうです。結局妻にも彼女にも、調子のいいことを言って振り回しているのは男の方なのでは……と勘ぐってしまいますが、“恋は盲目”状態な小森さんの目には、そんな風には写っていないようです。
400万円請求されて、ついに弁護士へ相談
小森さんは悟りを開いたかのように、泣くでもなく淡々と話していました。守ってあげるも何も、自身も危うい状況だというのに――。
このままどうにかお金を工面して、ことを公にされないために示談にするのか。それとも会社にバラされることは承知で、浮気相手として裁判所に呼ばれるのを待つのか。そんな修羅の道しか残されていなくても、最後まで小森さんは「それでも、彼のことは今でも好き」と虚しそうに話していました。
―恋愛・結婚“私の失敗”―
<文/ミクニシオリ イラスト/ただりえこ> 1
2


