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夏ドラマ名作ベスト3。わたナギ、MIU、半沢直樹…TBSが強すぎた

 2020年7月クールのドラマがすべて最終回を迎えました。そこで、今クールも僭越ながら、わたくしドラマウォッチャーの中村裕一がベスト3を選ばせていただきました。みなさんの評価はいかがでしょうか?

第3位 『私の家政夫ナギサさん』新しいライフスタイルを提示

『私の家政夫ナギサさん』

(画像:TBS『私の家政夫ナギサさん』公式サイトより)

 まず3位は『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)。  仕事は出来るが家事はまったく出来ない製薬会社のMR・相原メイ(多部未華子)はある日、妹の唯(趣里)からスーパー家政夫・鴫野ナギサ(大森南朋)を派遣されます。当然のごとく初めは面食らうメイでしたが、ナギサの誠実かつ的確な働きぶりに、次第に心を開いていきます。  二人の前にはライバル会社のMR・田所優太(瀬戸康史)が現れるなど、物語は紆余曲折を経ますが、最終回、メイとナギサは“結婚”という選択をし、めでたく結ばれます。  これに対しては「よかった」という意見もあれば「あり得ない」という意見もあり、ネットでは賛否両論が飛び交いました。しかしながら、足りない部分を互いに補完し合うという意味では、極めて合理的ではないでしょうか。  昭和生まれの筆者としては、人の心はそんなに簡単に割り切れるものだろうかと、ついつい穿(うが)った目線で見てしまいましたが、これも立派な愛の形。新しい時代に生きるカップルの、新しいライフスタイルを提示した、新しいドラマと言えるかもしれません。

第2位 『MIU404』“時代”の空気感を見事に切り取った

死を見つめることで、生を描く

(画像:『MIU404』公式サイトより)

 2位は『MIU404』(TBS系)。  警視庁に新設された“機捜”こと第4機動捜査隊「MIU404」の志摩一未(星野源)と伊吹藍(綾野剛)が主人公の刑事ドラマ。会話のテンポやキ立ち回りといい、志摩と伊吹のコンビネーションはバディものとして秀逸な仕上がりで、キャラクターの違う二人は毎回対立しながらもスリリングに事件を解決していきます。
 最終回、違法ドラッグを世の中に流していた久住(菅田将暉)を追い詰めた二人は、苦闘の末、彼を確保。志摩は「生きて俺たちとここで苦しめ」と久住につぶやきます。そしてラストはオリンピックが中止となった2020年夏の日本の街を、マスクをした二人が車で駆け抜けていくというシーンで幕を閉じました。  それはまるでコロナによって加速した、閉塞感あふれる現代社会で生きていく私たちへのささやかな呼びかけなのか、それとも怒りや憤りを込めた静かなメッセージなのか。いずれにせよ“時代”の空気感を見事に切り取った、まさにテレビドラマならではの作品だったと思います。
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やっぱり熱量がハンパなかったのは…
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