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夏ドラマ名作ベスト3。わたナギ、MIU、半沢直樹…TBSが強すぎた

第1位 『半沢直樹』不正に対して正しく怒ることの意義を問いかける

『半沢直樹』だけじゃない、パンチの効いた“顔芸”ドラマ5選

(画像:TBS日曜劇場『半沢直樹』公式サイトより)

 そして堂々の1位は『半沢直樹』(TBS系)。  東京中央銀行のバンカー・半沢直樹(堺雅人)は、7年前の前作で出向となった東京セントラル証券で企業買収をめぐる不正を暴き、銀行を救った手柄が認められ本店に戻ります。復帰早々、巨額の赤字を抱えた帝国航空の再建プロジェクトを任されますが、そこにはとんでもない落とし穴が。「やられたら、やり返す」がモットーの半沢の“倍返し”がダイナミックに描かれていきました。  今さら語るでもなく、「お・し・ま・い・Death!」や「詫びろ詫びろ詫びろ!」など、今回も名場面&名ゼリフがたくさん生まれましたが、特に印象に残ったのが、物語も大詰めの第9話。大和田(香川照之)が力ずくで箕部幹事長(柄本明)への土下座をさせようと、半沢の背中にまるでオンブバッタのように乗っかったときは、シリアスな場面にも関わらず、失礼ながら思いっきり笑ってしまいました。
 あらためて振り返ると、決めゼリフの「倍返しだ!」はもちろん、熱のこもった俳優陣の顔芸が前作以上のインパクトだった本作。勧善懲悪というテーマ上、ストーリー的にはかなり都合の良い展開だったと思いますが、それを上回って余りあるほどのパワーと熱量がビシビシ伝わってきたことは間違いありません。  揺るぎない信念を抱き、社会における自分の役割を考え、不正に対して正しく怒ることの意義を、半沢はまるで仁王像のような憤怒の表情とともに私たちに問いかけているように思えました。  今クールは『わたナギ』『MIU』『半沢』と、総じてTBSのドラマが強かったクールでした。少しずつではありますが、新型コロナウイルスの影響から立ち直っている印象のあるテレビドラマ。秋からスタートする新ドラマも楽しみにしています! <文/中村裕一> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
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