ガーン…新人の空港スタッフ女性が受けた洗礼「体重読み上げ」とは
ライターの高木沙織です。かつてグランドスタッフとして6年間勤務してきた私。みなさんが空港で接する航空会社の地上職員です。
“コロナ太り”という言葉がすっかり定着してきたここ最近ですが、みなさんはいかがでしょうか? ちょっとサイズアップしたかも……と、思っているのは私だけではないはず。「体重なんて恐ろしくて測りたくない!」、そんな声も聞こえてきそうです。
そうそう体重で思い出しました。グランドスタッフ時代にあった体重にまつわるこんな悲劇を……。
出発班に所属するスタッフの代表的な仕事といったら、これから飛行機に乗って空の旅を楽しむお客様の“チェックイン業務”ですよね。
チェックインカウンターではパスポートとeチケット(電子航空券)の控えを預かり、大きなスーツケースのような受託手荷物があればその重さを量るのですが、ここですよ! ここ! この受託手荷物をはかりに乗せ、スタッフが発行したバゲージクレームタグ(受託手荷物タグ)を荷物につけるこの作業中が油断ならないのです。
当時私が勤務していた航空会社のチェックインカウンターでは、受託手荷物のはかりがカウンターの真横にありました。今も多くのカウンターがそうでしょう。そこに荷物を乗せれば簡単に重さが量れちゃうというわけです。
その重さはチェックインカウンターのパスポート等を受け渡しするデスクの上の部分と、お客様からは見えないスタッフが手続きに使うパソコンの横に表示されるような作りになっていたのですがここも危険。
お客様からは見えない代わりにチェックイン中のスタッフのうしろを通過するほかの職員や、ちょうど裏側に並ぶ他社が使うチェックインカウンターからは丸見え。
つまり、うっかり自分がそこに乗ってしまったら体重がいろいろな方向にあらわになることを意味するのです……。お年頃の女性にとっては恐怖でしかありません。
チェックインカウンターのはかりにご用心
