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もう夫のがんは治らない…絶望の底で知った、死に寄り添うということ

心の底の「覚悟」。死は特別なことじゃない

 普通に考えると、死別とは恐ろしいことであり、最悪な事態と思いがちですが、そもそも生物にとって死はごく自然なこと。 心の底の「覚悟」。死は特別なことじゃない 大切な人と永遠のお別れをしなければならないタイミングはおそらく誰もが人生で経験し、全く特別なことではありません。その証拠に、すぐ身近なところにも同じ思いを抱えている人がたくさんいるのです。  本を読んでそんな気持ちも芽生えるようになってから、私の心の底に「覚悟」という土台がどっしりと構えられるように。病院からの帰り道が寂しくて涙が止まらない日もありましたが、どこかに「私は大丈夫」と思える強さも感じていました。  そしてその強さは、覚悟だけでなく、夫とのつながりがあったからかもしれません。実は私たちはずっと事実婚だったのですが、次回は、夫が死の数か月前に突然言い出した「入籍提案」のエピソードをお話しします。 ―シリーズ「私と夫の1063日」― <文/関由佳> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
関由佳
筆跡アナリストで心理カウンセラー、カラーセラピストの資格も持つ。芸能人の筆跡分析のコラムを執筆し、『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』(関西テレビ)などのテレビ出演も。夫との死別経験から、現在グリーフ専門士の資格を習得中。Twitterブログ
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