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現代では、女性の生き方も多様化してきています。その一方で、育児に関してはどうしても女性に比重が偏るケースも多いのが現状です。
「昔は、専業主婦として育児に専念するというモデルケースがありました。今は仕事などの社会的な立場もあり、出産を機に、職場に時短勤務を申告するなど、育児だけでなく社会への働きかけが必要となります。
今の女性は相当なバランス感覚が求められているのではないでしょうか」
出産を機に社会的な立場に加えて、母親でなければならない。そのような複雑な状況のなかで、自らの心身を壊さないためにはどうすべきなのでしょうか。
「赤ちゃんの世話で必死すぎて自分自身をケアすることができなくなってしまいます。公的な制度では、
赤ちゃんを出産した医療機関で受けられる1か月検診や、助産婦さんや保健師さんが自宅に来てくれる新生児訪問などを適時利用して、お母さん特有の悩みを拾い上げてもらう必要がありますよね」
自分だけで抱え込まない。まずは旦那さんをはじめ周囲の人や、ソーシャルサポートを通じて、思っていることや感じていることを誰かに伝えることが大切だといえそうです。
<取材・文/目黒川みより>