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猫ちゃんをかわいく撮るコツ。フラッシュはオフでね/中学生動物写真家・藍沙

家族の一員、捨て猫だった黒猫クロエ

黒猫クロエ。面白くてかわいい子です

黒猫クロエ。面白くてかわいい子です

 猫カフェの猫ちゃんたちもかわいかったのですが、実は私の家にも猫がいます。黒猫なので「クロエ」という名前です。私が写真を撮り始めた頃から、よくクロエを撮っていました。  クロエはとても面白い子です。例えば以前、うちにお客さんが来た時に、うちのお父さんと間違えて、自分からお客さんの膝の上に乗ったのに、間違いに気がついた時に「シャー!」とマジギレして可笑しかったです。  しかも1回降りたのに、またお客さんの膝の上に乗ってみて「やっぱり違うニャ―!」と怒っていました(お客さん、ごめんなさい)。  今は大事な家族の一員のクロエですが、もともとは捨て猫でした。保育園の前に捨てられていたのを、私のお母さんが拾ってきたのです。クロエはたまたま私たちの家族になったのですが、世の中には飼い主が見つからない猫たちがいます。

野良猫が絶滅危惧種を襲うことが大問題に

拾われてきたばかりの頃のクロエ(お父さんの撮影)

拾われてきたばかりの頃のクロエ(お父さんの撮影)

 かわいそうなので、猫を捨てないでほしいと思います。また、猫がかわいそうなだけでなく、野良猫は小鳥など、小さな野生動物にとって恐ろしい天敵になっています。国や地域によっては、野良猫が絶滅危惧種の小動物や鳥を食べてしまうことが大問題になっているのです。  ちなみに、うちのクロエも脱走して家の外に出てしまったことが何度かありましたが、狩りは下手で、前に住んでいた家では、なぜかお隣から軍手ばかり拾ってきました(軍手は私が返しにいきました。お隣さん、ごめんなさい!)。ともかく、猫はとてもかわいい動物ですが、飼う場合には一匹一匹大事にしてもらえたら……と思います。 <撮影・文/藍沙 撮影協力:CAT CAFE MOCHA秋葉原店>
藍沙
2006年、東京都生まれ。現在16歳、高校2年生の写真家。動物写真家の小原玲さんに指導を受け、小学5年生から野鳥を撮り始める。中学3年生の時、富士フイルムの若手応援企画「写真家たちの新しい物語」の対象に選ばれ、2020年、伝統ある富士フイルムフォトサロン東京で歴代最年少での個展を行う。同年、全日本写真連盟主催の「日本の自然」コンテストで「朝日新聞社賞」を受賞。NHKBSプレミアム『ワイルドライフ』(2022年4月4日ほか複数回放送)など、テレビ番組にも出演。現在、『毎日小学生新聞』(毎日新聞社)にて、地球環境と生きものたちをテーマに写真とエッセイを連載中。愛機は富士フイルムのミラーレス一眼カメラX-T4。愛用レンズは XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR。
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