
「ONE PIECE Eternal Log “EAST BLUE”」エイベックス・ピクチャーズ
3位には「ONE PIECE」がランクイン。「海賊王に、俺はなる!」の名言でおなじみモンキー・D・ルフィーを主人公に、仲間たちと“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を目指す冒険物語です。
1997年から週刊少年ジャンプで連載中の本作。現在までに96巻が発売し、累計発行部数は4億7000万部を突破(4月3日時点)している、大人気という言葉では収まらない作品。2015年には「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定されている世界規模の漫画です。
3位にランキングしている本作ですが、実は現在Netflixが実写ドラマを製作中。脚本は、『ONE PIECE』の大ファンであり、マーベル原作のNetflix作品をいくつも手掛けるマット・オーウェンス氏が担当。作者・尾田栄一郎先生にも彼の熱意が伝わり、尾田先生も「今は100%、あなたを信頼しています」と全幅の信頼を寄せているそう。
とはいえ、ゴムゴムの実で伸びるルフィーの腕はどう描かれるのか、など不安要素は満載。実写化の詳細はまだ発表されておらず、信じて待つしかありません。

『となりのトトロ』
2位にはジブリの傑作『となりのトトロ』がランクイン。昭和時代の自然あふれる田舎を舞台に、しっかり者の姉・さつきと、お転婆な妹・メイが、森に暮らす不思議な生き物のトトロたちと交流をする物語です。
今年8月にテレビで放送された際には、17回目の放送にもかかわらず16.5%を記録するなど、1988年に劇場公開されてから今に至るまで根強い人気を保っていることを証拠づけました。
トトロやネコバスなど、たくさんの不思議な生き物が登場するだけに、実写化へのハードルは高そうなイメージですよね。しかし一部ネットでは“可愛らしいトトロの存在感をCGで再現してほしい”という声も見受けられました。過去にはピクサーが“トトロのリメイクを作る”というエイプリルフールを発表したこともあるなど、世界からも人気の高い作品なだけに、実写化の話が出た際には議論を呼び起こしそうです。

1位には、劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』が公開24日目にして興行収入200億円を突破するなど、勢いが止まらない『鬼滅の刃』がランクインしました。
実写化に反対する理由としてネットで議論されているのが、キャラクターたちの年齢。炭治郎は鬼殺隊入隊時で15歳、妹の禰豆子は14歳と幼く、「作品のイメージに実力・外見ともに納得のいくキャスティングができないのでは」と心配する声が上がっているようです。実写化されるのであれば、ファンを失望させない完成度に仕上げてほしいですね。

ちなみに、次点の22位(8.5%)は同率で3作品、現在劇場版が公開中の『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、『化物語』シリーズ、『魔法少女まどか☆マギカ』でした。
以上、「実写化してほしくない」アニメランキングをご紹介しました。いずれも原作の世界観やキャラクターの個性が際立っている作品が多く、実写化により作品の雰囲気を崩してほしくないというのがファンの本音なのかもしれません。もちろん、原作の世界観を忠実に再現してくれている実写映像作品もたくさん誕生してきただけに、今後の実写化ニュース注目です!
※【調査概要】
調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニター(30代40代女性)に対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
(選択肢を提示し、複数回答)
調査期間:2020年11月17日
有効回答者数:30才から49才 女性200名
<文/るしやま>