もしも猫が喋ったら…?アテレコ動画が最高。“中の人”に制作裏話を聞いてみた
【○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.31】
猫系YouTubeは、なんとも言えない癒しを与えてくれるもの。しかし、そんな中で一線を画しているのが、愛猫の声をアテレコしたり、オリジナルの猫ソングを作ったりしているmoshinuko(@moshinuko)さん。
インスタグラムのフォロワー数6万人超えのmoshinukoさんは「もしも猫が喋ったら」をテーマに、2匹の愛猫たちのコミカルな動画を配信しています。
moshinukoさん宅で暮らしているのは、ツンデレのかりんちゃん(茶白/男の子)とセクシー担当のちゃいちゃん(三毛/女の子)。moshinukoさんは「スタッフさん」として、2匹のお世話をしています。
かりんちゃんの名前は、小さい頃の顏がドラゴンボールの「カリン様」に似ていたため。対してちゃいちゃんは、おうちにやってきた頃、お腹に寄生虫がいて小さかったことから「ちっちゃい」の「ちゃい」となりました。
2匹には、moshinukoさんしか知らない胸キュンポイントが。ちゃいちゃんはツンツンな性格ですが、朝起きたらかりんちゃんと共にmoshinukoさんの枕で寝てくれているそう。抱っこや手遊びをさせてもくれます。一方、かりんちゃんはよく、帰宅したmoshinukoさんをお出迎え。
「僕が外に行ったら、窓越しに鳴いています。寂しいって言っているんだと思っています(笑)」
かわいさ満点の2匹はmoshinukoさんにとって恩人。
「今までなんの役にも立たなかった僕の能力を2匹は活かしてくれた。本当に感謝です」
そう語るのには、moshinukoさんが動画制作をし始めた理由が大きく関係しています。
実はmoshinukoさんは、元バンドマン。動画制作はもともと、猫好きの彼女さんへサプライズプレゼントをするために始めました。現在のようなアテレコ動画は「自分は何のために生きているのか」と考えた末に生み出されたもの。
「それまで自分の能力で生きるために、いろんなことにチャレンジしてきましたが、すべて失敗。生きている意味はあるのかなと思ったんです」
そこで、スケッチブックいっぱいに「経験してきたこと」や「現在の環境」「持っている能力」を書き出し、その中からよいと思えるものをつなぎ合わせることに。
その結果、出てきた答えが“全力の愛情をこめて、猫が喋る動画を作る”でした。
「少々、突飛ですよね(笑)。でも、これが“もしも猫が喋ったら”の原点です」
アテレコをする際、気を付けているのは本当に猫が喋っていそうな言葉や、話していたら楽しそうな言葉をチョイスすること。何百回と動画素材を繰り返し見ては、猫の表情や動きを細かく観察。些細な動きから言っていそうな言葉やストーリーを決めることもあります。
里親募集で出会った愛猫たち

「猫が喋る動画」を配信することが生きる意味に
