羽田美智子・52歳が語るハッピーに生きるコツ「更年期でも『ま、いっか』」
大人の女性として、ますます光り輝いている女優の羽田美智子さん(52)が、前向きに美しく生きるための“哲学”を込めたエッセイ本『羽田さんに聞いてみた、小さな幸せの見つけ方』(宝島社)を執筆しました。
なかには料理やアロマなどにまつわるステキ生活はもちろんのこと、「更年期」や「高齢出産」といった事柄も登場します。「ちょっと年上のお姉さんのアドバイスを聞いてほしいと思って書きました」「今は『ま、いっか』が合言葉」と笑う羽田さんにお話を聞きました。
――本の始めに「更年期」について触れられています。英語では「change of life」と言うと。なんだか急にステキになるなと思いました。
羽田美智子さん(以下、羽田)「そうでしょう。日本語には素敵な言葉がたくさんあるのに、『更年期』ってなんだか暗いでしょう。更なる年の期間なんて、人に言いづらいような。なんでも海外のものを取り入れたらいいわけではないけど、でもいいものなら使ってもいいんじゃないかなって。『私、今「change of life」だから、めんどくさくてやらないの』とか」
――なんだかカッコイイですね(笑)。
羽田「うふふ。ポジティブな感じがあるでしょ。でも実際に体の変化はあるんですよ。私、野際陽子さんととても親しくさせていただいていて、40代後半のときに、『これから何に気を付けたらいいですか』と聞いたんです。
そしたら『40代後半から50代前半はね。とにかく無理をしちゃいけないの。とにかく楽しみなさい。あれキレイね、ステキね、あそこ行きたいわって感情のままに。眉間にしわをよせてがむしゃらになる年齢じゃないから。多少うまくいかないことがあっても大目に見て乗り越えると、また元気になるから』って。今思うと更年期のことだったのかなと」
――そんなに違うものですか?
羽田「全然違うの。それを真面目に『何かが違う』『調子がおかしい』と思ってしまったんだけど、でも今は逆流の渦のなかにいるような年齢なんだから、そこはもう『ま、いっか』と思うしかない。その精神は大事。『ま、いっか』が合言葉(笑)。年上の先輩に相談すると、みんなそうだったんだなと安心します」