――「臨死体験」というお話が出てました。本にも書かれていますが、40代前半で流産されたと。つらいお話ですが、若い女性たちに聞いてほしいからと、今回、告白されたとか。
羽田「子どもって、当たり前に持てると思ってしまいますよね。でも産めないことはあるし、そうした方はたくさんいるんですよね」
『羽田さんに聞いてみた、小さな幸せの見つけ方』(宝島社)
――お医者様からも、高齢出産の危険性を世間に伝えてほしいと言われたと。
羽田「バトンをもらっちゃって(苦笑)。
すぐにでも吐き出したかったのですが、でもやっぱり時間がかかりましたね。仕事もしながらだし、周囲に心配もかけちゃいけないという思いもあるし、いつか穏やかに言えるときがきたらと思っていました。
本でも書きましたが、私は“人生52年説”というのを思っていて、52歳はリセットの時期だと思ってきたので、ここで吐き出して、ちゃんとバトンを渡そうと思いました」
――高齢出産には危険があることも、「まだ私は大丈夫」と考えている若いうちから知っておいたほうがいいですね。
羽田「私自身が、『まだ大丈夫』と思っていましたからね。そういう環境になったら考えればいいやと。
もちろん実際に40代で出産する方はたくさんいますし、希望はありますが、でも選択する幅のある若いうちに、向き合っておいたほうがいいいと思います」