――羽田さんは事務所のみなさんと、「1年の漢字」を発表されているそうですね。来年のことはここでは聞きませんが、今年の漢字には「美」を選んでいたとか。相応しい1年でしたか?
羽田「前半2か月間は頑張ってたんですが、そこから忙しくなっちゃって、今になってそれを思い出して、ようやく昨日ぐらいから意識しているところです(笑)。“美”というのは羊に大のついた漢字ですが、羊は神様に使える動物で、なおかつ女性の幸せを表す言葉らしいんです。それが大きいのが“美”。
今年は最大の幸せをテーマにしましたが、コロナのこともあって、思い通りにはいかなかったですね。
でも、自分の中の価値観を見つめ直したり、自分の根底にある気持ちと向き合えた。自分に対する理解が深まった素敵な1年でした。この本に関しては、私は女性がキラキラしている社会はいい社会だと思っていて、女性に健康で美しくいつまでもキラキラ輝いていて欲しいという願いを込めて書きました。ちょっと年上のお姉さんのアドバイスが、心に届いてくださると嬉しいです」
【
羽田甚商店】
美と健康をテーマに、羽田美智子さんがビビっときたものだけを取り扱うセレクトショップです。
<文・写真/望月ふみ>
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。
@mochi_fumi