――羽田さんがお話してくださることもそうですね。ところで、本にも出てきますが、去年からセレクトショップ「羽田甚商店」を始められました。なぜ今新しいことを始めようと?
(画像:「羽田甚商店」公式サイトより)
羽田「ここにも触れていますが、40代前半のときに、ある種の臨死体験をしたんです。人生終わったかもしれないというくらいのことがあって、そこで生きながらえたとき、何かやり残していたことはないかなと考え始めて。
そういえば20代後半くらいからずっとお店をやりたかった。
せっかくこうして命があるのだから、この夢は実現させないと、と思ったんです。離婚をきっかけに自由になったこともあって、やるなら今かなとスタートさせました」
――実際やられてみてどうですか?
羽田「すごく楽しいです。適正価格とか、賞味期限とか、プロモーションについてとか。考えることが山ほどあって、すごくワクワクします。やっぱり誰かを笑顔にするって最上の喜びですね」
――今まで女優さんとして笑顔にされてきましたが、それを今度はセレクトショップで。
羽田「女優業とこの商売ってリンクすると思ってたんです。最初ね。でも意外とリンクしないんですよ(笑)。SNSの反応を見ていても、私のお芝居を好きな人は、羽田甚のことを言ってもあまりリアクションがなかったり、羽田甚に興味を持ってくださった方に、新しいドラマの話をしても反応が少なかったり(笑)。
実生活で2つの顔を持てたようですごく面白いです」