どちらのヨロコビも健康状態が良好であることが前提となります。自慰好きな僕の経験から言うと、自慰をしなくなるのは、相当体調が悪いか、鬱なのかもと思う位落ち込んで無気力になっている時です。
疲れていても自慰するのは、体がおかしくなるほどまでは疲れていないのと、自慰することで疲れの原因になっているストレスの発散するためです。自分の世界に浸り、好き勝手に妄想したり、ファンタジーの世界の動画を見て興奮したりして、単純な肉体的快感を得るのです。
これは、疲れて帰って、たいして面白くないテレビを見ながら缶チューハイと柿ピーで一杯やるのと同じです。「だったら私がマッサージしてあげるよ」とか、「私の話を聞いてよ」と考える彼女や奥さんがいると思いますが、そういうことではないんです。
何にもしたくない、ぼーっとしていたい、頭を使わずだらけたい、誰とも関わらず非生産的な時間を過ごしたいという欲望があるのです。
これは彼女や奥さんを邪魔に思っているということではないんです。あなたもわかっていると思いますが、彼はあなたのことを大切に思っているし、かけがえのない存在だと考えているでしょう。6年とはそういう時間です。信頼と安心が確実にあります。
でも、セックスをするのは億劫なのです。億劫な理由は、あなたのことが嫌いだとか飽きているとか、魅力を感じないとかではなく、ただ単純に、セックスが他者と一緒にする共同作業だからです。
あなたを大切に考え、あなたの感情や欲望や意志を尊重する気持ちがあるからこそ、自分勝手に1人で完結するようなやり方をするわけにはいかないと思うがゆえ億劫なのです。あなたがオナホールになって、彼の言われるがままに体を貸すだけならいいでしょう。終わった後、ティッシュを丸めてゴミ箱に捨てプイっと背中を向けて寝ても、文句1つ言われず気まずくならないのなら自慰セックスが出来ます。でも彼はそんなことをする人ではないのでしょう。