Lifestyle
Love

婚活で“選ばれる”ための我慢、もうやめた!マンガ『合理的な婚活』に学ぶ

自分の場合は、別居婚で週末だけ会う方が続くと思った

「別居については、私はすごく家事が嫌いで、洗濯とか掃除とかの優先順位がとにかく低いんです。それに対して『片づけたら?』とか言われるのが世界で1番嫌いなので、指摘する夫やできない自分を嫌になるとかは避けたいなぁと。それに、仕事柄夜中まで作業することもあるので、それで『眠れない』とか『寝た方がいいよ』とか言われると、ほんともう殺意っていう感じになる(笑)。それなら別居婚で週末だけ会う方がずっと続くんじゃないかと思って、別居を条件にしました」
合理的な婚活

『合理的な婚活 成婚編~子なし別居婚をめざすおたくの婚活実録漫画~』より ©横嶋じゃのめ/ホーム社

合理的な婚活

『合理的な婚活 成婚編~子なし別居婚をめざすおたくの婚活実録漫画~』より ©横嶋じゃのめ/ホーム社

 とはいえ、幼いころから耳にしていた、母親の「あなたを産んでよかった」という言葉に悩まされた時期もあったとか。 「母の言葉から私もいずれ子どもを持つんだろうという洗脳があって、子どもを持たないと決めてから半年くらいは、子どもができてどうしようってなる夢とか堕胎する夢をすごく見ました。そんな深層心理との戦いも経ての結論です」  固い決意を胸に飛び込んだ婚活市場。横嶋さんは、婚活アプリを利用して男性との出会いを広げていきます。

婚活の「相場感」は、理想の結婚を遠ざける

 婚活では、なかなか思う相手に出会えなかったり続かなかったりを繰り返すうちに、相手に求める条件を下げるといった傾向があります。しかし横嶋さんは、その発想にNOを突きつけます。 「結婚に求める条件って、自分の人生をどうしたいかで決まるものだと思うんです。それを相手に選ばれるために変えては趣旨が変わってしまう。プロフィールやファッションも然りですが、選ばれることがゴールになるときついと思います。婚活は選ばれるための活動ではなく、自分で決断して選ぶ活動だと思います」  確かに婚活の場では異性にウケるプロフィールやファッションが注目されがちですが、相場観のいい自分に仕立てるのは理想の結婚を遠ざけると横嶋さんは言います。 「万人受けする偽った自分で気に入ってもらえても、結婚生活がうまくいくとは思えなくて。婚活だからこそ、盛らない自分を見せて、たとえ数日風呂に入っていなくても『かわいい』と言ってくれる相手を見つけることが大切だと思います」
次のページ 
見るのは自分の条件に合うか合わないかだけ
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ