クリスマスの直前に、もし気になる男性と急接近できたら…あなたならどうしますか？ 　ですが、いざイブ当日にはなかなか期待通りにはいかないようで。今回は、そんな女性のエピソードをご紹介しましょう。 　相川千奈美さん（仮名・24歳）は、1年間お付き合いした彼氏・Hさん（28歳・水道メーター検針のアルバイト）と昨年の夏に別れてしまいました。 「私は雑貨&本屋でバイトをしながら、劇団に所属して女優を目指しているのですが…Hはその劇団の先輩でした」 　彼が、劇団内の他の女性と浮気している事が発覚し、千奈美さんの方から別れを告げたそう。 「気まずい思いをしながら稽古場に通っているグチを、バイト先のKくん（21歳・大学生）に聞いてもらっているうちに、結構仲良くなってきて」 　Kくんは、アマチュアでバンド活動（ベース担当）をしており、大学を卒業しても今のバイトを続けながらプロを目指すと熱っぽく千奈美さんに語りました。　　 「私も夢を叶えるためにバイトをしているので、おたがい頑張ろうと励まし合うようになって、自然とご飯やカラオケに行くようになったんですよ」 　少し肌寒くなってきた頃に…Kくんから「もしクリスマスにまでお互いフリーだったら、一緒に過ごさない？」と冗談ぽく言われた千奈美さん。 「正直ドキッとしましたね。ひょっとしてKくん私の事好きなのかな？もしかしたら私も好きかも…と意識するようになってしまいました」 　そして12月に入り、しばらくすると…。 「Kくんから『イブ、お店の予約取れたから。千奈美ちゃんどうせ彼氏できてないでしょ？』って言われて（笑）『うるさいな、Kくんもでしょ！』と肩をどついてやりました。もちろん内心嬉しかったですね」 　イブ当日、待ち合わせ場所にいつもより大人っぽい服装で現れたKくん。 「Tシャツとかパーカーを着てるところしか見た事がなかったので、ジャケット姿が新鮮でした。私もつい張り切って、新しいニットのワンピースで行っちゃいましたしね」 　　 　そして「お店こっちだよ、行こう」とKくんに手を握られてドキドキする千奈美さん。 「きっと私達、今日付き合う事になるんだろうなと思いましたね」 　下北沢の小さな隠れ家的フレンチレストランに到着し、席に着く2人。 「すごくムーディーな雰囲気のお店で、Kくんやるなと思いました。ですが美味しく前菜を食べていたらKくんに電話がかかってきて…」