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身体に自信がない…マッチングアプリで“自分の価値”を探すアラサー女性

「自分の体の価値を知りたくて、マッチングアプリで不特定多数の男性を探してしまいます」  そう打ち明けてくれた野原ゆきさん(仮名・30)は持病と付き合っていく中で、自分の価値が分からなくなり、彼氏の心ない言葉にも傷つけられて、ますます自信が持てなくなってしまいました。

男性検査技師に身体を見られるのも苦痛

心電図

※画像はイメージです(以下、同じ)

 野原さんは心疾患を抱えており、幼少期から1か月に1回、定期健診のために通院しています。病院では、さまざまなもどかしさを感じたことがありました。  今でこそ、検査には女性の検査技師が携わることも多くなりましたが、数十年前までは男性の検査技師が担当することのほうがはるかに多かったそう。疾患が心臓であるため、必然的に知らない男性に胸をみせなければいけないことに対し、強い抵抗感を抱き続けてきました。 「中高生のころは、特に苦痛でした。ベッドに横たわりながら心電図や超音波をしてくれる検査技師さんを待つときは、近くに置かれている薄いタオルケットで身体を隠せるのですが、結局、検査時は胸をさらけださなければいけない。仕方のないことだと頭では分かっていましたが、私の身体ってなんなんだろう……ってよく思いました」  野原さんは次第に、自分の身体に価値を感じなくなり、そのトラウマを塗り替えるかのように、自身をぞんざいに扱うように。 「最初は身体を売りました。自分の価値を可視化したくて。ネットで知り合った初対面の男性とワンナイトしたり、だらだらとセフレ関係を続けたりしたことも多かったです」

無邪気な彼の「からかい」に傷つけられて

kenka (1) 荒んだ生活を変えてくれたのは、あるひとりの男性。マッチングアプリで知り合ったその彼はいつも明るく、軽い冗談を口にしては野原さんを笑顔にしてくれました。 「彼ともワンナイトの関係にするつもりでしたが、思いのほか、馬が合って」  2人は2回、3回と会う回数を重ね、やがて交際するように。無邪気で明るい彼は、野原さんの心を照らしました。 「一緒に笑い合える時間が、すごく楽しかったです。彼といると、心の闇が晴れていくような感覚がしました」  しかし、付き合いが長くなるにつれ、野原さんは彼の軽い冗談が気になるようになっていきます。なぜなら、容姿やコンプレックスに思っている部分をからかわれ、もどかしい思いになることが増えていったから。 「私は胸が小さいのがコンプレックス。それを彼は“ちっぱい”と言ってからかってきたり、初めてすっぴんを見せたときには『目がないね』と言われたりして……。落ち込むことが増えました。」
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思い切って「傷つく」と伝えると…
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