家業がある長男と結婚したら、勝手に息子を“跡取り”として奪われかけた話
離婚後、夫からは連絡なし
優子さんが息子を連れて家を出たことで義実家は大騒ぎだったそう。そんなこともお構いなしに、優子さんは実家から夫宛に離婚届を送ったといいます。
「夫からは、離婚するのであれば親権は両方にあると脅されました。でも、夫は無職なのに対して私は公務員。さらに私はこのときすでにマンションの頭金は払えるほどの貯金があって、すぐにでも家を買える状況でした。
夫は大した貯金もないので圧倒的に不利になって、親権はあっさりと私が獲得できて離婚成立しました。離婚して7年経つけれど、夫からの連絡は1度もありません。子供を愛していたわけではなく、本当に跡取りが欲しかっただけなのかもしれませんね」
筆者の知り合いにも祭りが有名な地域に嫁いだ女性がいますが、地元の組合や会合など付き合いが大変だと言っていました。優子さんのケースは特殊かもしれませんが、家業のある長男に嫁に行くとこのような問題が生じてくるケース、結構あるのかもしれませんね……。
<取材・文/結城>
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ライター・社会取材系。子育てや家庭問題、現代の生きづらさなど、社会の現実に根ざしたテーマを取材し、読者に考えるきっかけを届ける記事を執筆。
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