「そしたら、マロンにKの方がハマってしまい溺愛するようになって(笑)トイレ掃除もマメにしてくれるし、Kって意外と良いお父さんになるかもな、なんて微笑ましく思っていたんですよ」
そして、楽しく猫ちゃんと暮らし始めて1年が過ぎ…。
「急にマロンの様子がおかしくなって、何も食べないし、お水も飲まなくなってしまいアセって動物病院に連れて行ったんです」
レントゲンを撮ってみると、何かを誤飲(ごいん)してしまったらしく手術をするしかないと獣医さんに言われたそう。
「もちろん手術するようお願いしたら、命の保証はないことを承知の上で同意する…みたいな誓約書にサインしなくちゃいけなくて…お願いマロン助かって!という思いがあふれて涙がでました」
「死んじゃっても、すぐに他の猫をもらってくればいい」
マロンくんの手術の日、心配で食事ものどを通らずお祈りをする美鈴さん。
「そんな私に、Kが『もしマロンが死んじゃっても、すぐに他の猫もらってくればいいだけだよ。元気出して』とにこやかに言ってきたんですよ。今、マロンが頑張っている最中なのに…なんてこと言うんだと殺意がわきましたね」
そして「マロンの命を何だと思っているの?ぬいぐるみみたいに、壊れたら取り替えればいいみたいな考えなワケ?」と再びキレてしまったそう。
「そしたら、またオロオロしながら『だってせっかく猫は可愛いって分かったし、キャットタワーとかトイレとか全部そろえたのにもったいないと思って』なんて言うのであきれてしまいました」