――今、一番好きなメイクやブランドがあれば教えてもらえますか?
わりと国内ブランドのものが好きですね。ドラスティックというか、ニュアンスがあるというか、絶妙な色合いが好みなんです。
ディオールやシャネルのような海外ブランドもバーンって気分が上がるので当然好きなんですが。つまりコスメに関してはぜ~んぶ好き(笑)。
――結果「全部」という答えになりましたね(笑)。では、その中で敢えて最近の推しアイテムをひとつ挙げるとしたら?
アンプリチュードのカラーアイライナーかな。色のバリエーションがたくさんあって、それがすごく可愛いんです。肌に馴染みやすくてオシャレ。緑を使ったりブルーを使ったり、その時々でカラーを変えて楽しんでます。
――色展開しているものは、同じアイテムでもたくさん買ってしまう方ですか?
そうですね。リップやマスカラ、アイライナーはつい色んな色を買ってしまいます。あとは季節ごとにとか、特に12月ならクリスマスコフレもそれはそれで欲しくなるし……。本でもそうなんですが、私は根本的に収集癖があるんですよね。

宇垣さんのお気に入りアイテムを著書ではたくさん紹介(画像:『宇垣美里のコスメ愛』小学館プレスリリースより)
――ぶっちゃけた話、自腹で月にどれくらい買ってるんですか?
カードの明細は見ないようにしてます(笑)。でも、良いと思ったものを値段が高いから買わないってことはないですね。最悪、塩舐めて生きりゃいいじゃんって。食費とか、他のとこで切り詰めればいいかなって考えです。
――本当にコスメが好き、というか、これぞマニアの感覚ですよ(笑)。では、「こういうアイテムは使わない」とか「こういうメイクは嫌い」はありますか?
それ、メイクさんにも聞かれることがありますけど、正直言って「ないで~す!」(笑)。私はメイクそのものが好きだし、自分ではしないメイクをしてもらうことは楽しいと思う方です。

――なるほど。「このメイクが絶対」みたいなこだわりも逆に言えばないわけですね。
ないですね。全部が楽しいです。おそらく、もともと私には変身願望があるんだと思います。セルフメイクも「へ~んしん」って頭の中で唱えながらやってます。
――魔法少女みたいな(笑)。宇垣さんにとっては、コスメのひとつひとつが変身アイテムといえるのですね。
あと「これが宇垣美里」とか、むしろ思われたくない。「宇垣さんってこうだよね」なんて断定的に言われると真逆のことがしたくなっちゃう。天邪鬼(あまのじゃく)なところがあるんです。