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彼氏が“鼻マスクおじさん”と知ってショック。破局にいたった理由は

持ち主に直接会って渡すことに

 こんな個人情報が詰まった大事な物、すぐに返さなくちゃと、あわててメルカリを通じてメッセージを送る莉子さん。 「ふとそのマイナンバーカードを見たら、住所がわりと近所で…顔写真も整ったイケメンだし、ちょっとテンション上がりましたね(笑)」  すぐに彼から「ちょうどマイナンバーカードを無くした!と気づいて部屋中を探していたところでした。まさかパーカーのポケットに入れっぱだったなんて…連絡くれて本当にありがとうございます!」と返信がきたそう。 「大事な物なので、直接会って渡す事になり、私のよく行くカフェで待ち合わせしました。広くて、コロナ対策をしっかりしているお店なので」

地元の話題で盛り上がり、仲良くなって…

カフェで会話をする男女 カフェに現れたのは、物腰の柔らかい写真通りのイケメンで、マイナンバーカードを預かっていてくれたお礼にと、焼き菓子の詰め合わせをプレゼントされた莉子さん。 「それがこの近所の私の好きなお店のお菓子で、地元話で盛り上がってしまいました。歳も一緒で、趣味も合うしあっという間に仲良くなりましたね」  それから何度かデートを重ねて、2人はお付き合いをするようになったそう。 「あんなすごい数の物が出品されているのに、彼のパーカーにピンときたのってちょっと運命的ですよね。この出会いを大切にしたいと思います」 <文&イラスト/鈴木詩子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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