「お願いごとがあると言われたので、なにかと尋ねると『
ブラのにおいとパンツのにおいを嗅がせてほしい』と……。その時点で、ちょっと気持ち悪いなと思ってしまいましたが、そういう性癖の人もいるからなあと思い直し、下着を彼に渡しました」
すると、彼は謎の質問をしながら、下着をクンクン。
「このブラはいつ買ったのか、どんな日にこのパンツは履くのかとか、
下着に関することばかり聞いてきて。裸のまま、ずっとそれに答えていたら、彼はそのままひとりで気持ちよくなってしまいました……」
普段、真面目で知的な姿をたくさん見てきたからこそ、彼の性癖は莉花さんにとって衝撃的なものでした。
「ひとりで満足した後、私の体にも触れてもくれましたが、明らかに下着に対する興味のほうが強かった。なんだか虚しくもなりました」

彼の性癖には正直引いてしまう……。でも、これまで見てきた真面目さや優しさに嘘はないはず。そう思い、莉花さんはその後も付き合いを続けていました。
しかし、交際して半年が経つ頃、初めて彼の家に行き、さらなる衝撃を受けることに。
「彼がパジャマを出さずにお風呂へ行ったので、用意してあげようと思って洋服タンスを開けたら、
女性用のパンツが大量に入っていて……」
その下着の活用法は、後に判明。いい雰囲気になったとき、彼が持ち出してきたのは洋服タンスの中で見た、カラフルなセクシーショーツ。
「莉花ちゃんに似合いそうだから用意してみたんだけど、履いてくれるかな? 履いたものは、大事に保管するって約束するよ」
この言葉を聞き、莉花さんはさらにドン引き。彼を見る目が変わってしまい、別れることにしました。
「人に言えない性癖は誰にでもあると思いますが、ちょっとついていけませんでした。下着よりも私を見てほしかったです」
その後、莉花さんは再びマッチングアプリで出会いを探していますが、いいムードになるたびに「
この人はどんな性癖を持っているんだろう……」と考えてしまうようになりました。自分の性癖をどこまで相手にさらけ出し、相手の性癖はどう受け止めればいいのか……。莉花さんの体験を知ると、そんなことを考えたくなり、性の難しさを痛感しますね。
<取材・文/古川諭香>
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291