現在やまざきさんは母親と同居し、保育園とベビーシッターを週1~2回利用して育児を行っています。
自分の状況については「ママの中では結構楽している方だと思う」と言いますが、それでも辛い時も多いし、何より「育児はむしろ大変じゃないとダメ」と、自身も長く思っていたと話します。

「選択的シングルマザーとして周りの手を借りながらやっていますが、長い間『私は周りより楽をしてはダメなんじゃないか』といった罪悪感がありました。子育てしている親に余裕があること自体が、悪いことだと思っていたんですね。
でも、無理して頑張ってヘトヘトになるのが正解ではありません。父親が面倒を見てくれなくて母親がワンオペ状態になり、家庭内でモメるという話もよく耳にします。そもそも親だけで育児を完結するべきだとか、父親に頼れないと限界になる状況の方がおかしい。親以外の育児サポートがもっと当たり前のこととして選択できる世の中になってほしいと思います」
結果として「選択的シングルマザーだけでなく、子育て自体が日本では異常に大変」という根深さが見えてきた今回のテーマ。
シングルマザーは法整備がまだまだ進んでいません。やまざきさんはそういった現状をふまえ、女性が自立できるよう女性向けのプログラマー養成ビジネスの立ち上げを企画中だといいます。
柔軟な価値観や選択肢が広がるこれからの時代。もちろん何の疑問も持たず、結婚して子を持つのも良いですが、あなたにとって1番最適なカタチの家族とは、育児とはどんなものか。少しでも考えるキッカケになれば嬉しいです。
【話を聞いた人】
株式会社アタラシイヒ代表取締役 やまざき ひとみ
サイバーエージェント入社後、「アメーバピグ」立ち上げプロデューサー、ママ事業部部長などに従事。その後、女性向け動画メディアC CHANNEL編集長などを経て、2016年独立。動画プロダクション事業や、働く女性向けのリカレント(学び直し)事業を手がける。自身も選択的シングルマザーで1児の母。Twitter:
@hinjolie
<取材・イラスト・文/おおしまりえ>
おおしまりえ
コラムニスト・恋愛ジャーナリスト・キャリアコンサルタント。「働き方と愛し方を知る者は豊かな人生を送ることができる」をモットーに、女性の働き方と幸せな恋愛を主なテーマに発信を行う。2024年からオンラインの恋愛コーチングサービスも展開中。X:
@utena0518