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“絶対に忘れ物しないトイレ”がインパクト抜群。開発秘話を聞いてみた

 高速道路のサービスエリア・パーキングエリア(SA・PA)って、ご当地のグルメやお土産が堪能でき、旅行気分を高めてくれますよね。そんなSA・PAですが、うっかり落とし物や忘れ物をしてしまった! という場合はヒサン。気づくのが遅いと取りにも戻れず、苦い思いをします。
サービスエリア

写真はイメージです

 実際にSA・PAでは、毎日多くの忘れ物が後を絶たず、中でもトイレ内への置き忘れが非常に多いようです。  こうした忘れ物を防止するために、NEXCO東日本北海道支社が開発した「絶対に忘れ物をしないトイレのトレイ」をご存知でしょうか。そのビジュアルが、ちょっと度肝を抜くので紹介します。

笑ってしまうほど大きい内カギ。確かにこれなら忘れない

絶対に忘れ物をしないPA・SAのドア

トイレの内鍵がトレイになっていて、スマホや財布を置くことができる。(画像提供:NEXCO東日本北海道支社)

絶対に忘れ物をしないPA・SAのドア

置いたものを手に取るか落とさない限り、ドアを開けられない仕組み(画像提供:NEXCO東日本北海道支社)

 なるほど。トイレ個室の内カギがそのまま小物置きトレイになっているんですね。ここにスマホや財布などを置いたら、トイレを出るときにそれをどけないとドアのカギが開けられない(荷物が落ちてしまう)仕組みになっています。これなら、トイレ内の忘れ物を確実に減らしてくれそうです。さらによく見ると、傘をかける場所までついていてこれは便利。  このアイデアトレイについて、NEXCO東日本北海道支社・広報課の高師嘉晃さんに話を聞きました。

職員が忘れ物を預かりに、150キロ離れたPAまで行くことも

――この“忘れ物防止トレイ”はどのような経緯で開発されたのでしょうか。 高師さん(以下、高師)「SA・PAの、特にトイレ内の忘れ物が非常に多く、頭を悩ませていたというところで開発にいたりました。開発者が勤務していた室蘭管理事務所管内のSA・PAでは、年間約90件の忘れ物がトイレ内で発見されていました」
NEXCO東日本北海道支社の高師嘉晃さん

NEXCO東日本北海道支社・広報課の高師嘉晃さん

――忘れ物はどんなものが多いんですか? 高師「最も多い忘れ物はスマートフォンや財布といった小物類なのですが、これらの小物類は貴重品にあたるため、持ち主が受け取りに来るまで厳重に保管する必要あります。  また、忘れ物を発見したという連絡を受けると、事務所の職員が忘れ物を預かりに出向くのですが、室蘭管理事務所から最も遠い道央道八雲パーキングエリアまでは片道約150キロの距離(東京~軽井沢間に相当)があり、忘れ物対応が職員の負担になっていました」 ――片道150キロ! 私たちの「うっかり」で職員さんがそんなことになっているとは知りませんでした……。
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