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高橋一生も活躍。冬ドラマで良かった主演俳優ランキング&名演賞

名演賞 山田裕貴『ここは今から倫理です。』

 前シーズンの『先生を消す方程式。』(テレビ朝日)で狂気的な役柄を演じた山田裕貴が、『ここは今から倫理です。』(NHK総合)では打って変わってアンニュイな雰囲気の倫理教師を好演。  下手をしたら説明文になりかねないセリフが、心地の良い間とトーンでスッと心に入ってくるものに。わかりにくいキャラクターながら、その身にまとう独特の雰囲気がなじんで、リアルな人物像を生み出していました。ドラマの世界観によくハマッていたと思います。

最優秀名演賞 竹原ピストル『直ちゃんは小学三年生』

 ミュージシャンでもある竹原ピストルは、『直ちゃんは小学三年生』(テレビ東京系列)で主人公のクラスメイトである小学三年生を演じることに。仲良し4人組の中では一番のおじさん。でも、あんなにヒゲ面が似合う三年生はいないはず。  声も見た目も間違いなくおじさんなのに、なぜかちゃんと小学生に見えてしまうから不思議。強面なのに最も立場が弱々しい様子で、どこかたどたどしい口ぶりも、とぼとぼと帰る丸まった背中も可愛らしいこと。思わず顔がほころんでしまいます。違和感ありまくりのはずが、とてもナチュラルに見えて、その妙技に唸(うな)らされました。
 さあ、この冬あなたを魅了したベストアクターは? 【調査概要】 調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニター(30~49歳女性)に対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。 調査期間:2021年3月12日 有効回答者数:30~49歳女性200名 <文/林らいみ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
林らいみ
フリーライター。大学院で日本近世史を研究した硬派の歴女。舞台・映画・ドラマが好物。観たい舞台があれば万難を排して劇場に馳せ参じ、好き勝手言っている。たま~に歴史系記事を書く。
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