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63歳女優が激白、30年前の悩殺シーンは「監督にダマされて脱いだ」

 1992年に公開されたサスペンス映画『氷の微笑』で妖艶な容疑者役を演じ、大ブレイクしたシャロン・ストーン(63)。このたび自身の回想録を出版し、出世作となった本作の裏話や物議を醸したあの“きわどいシーン”の内幕、さらに「試写会後に監督を引っ叩いた」ことなどを暴露している。そのほかにも、プロデューサーから「共演者と性的な関係になるように」などと忠告されたことも赤裸々に明かしているという。

本を出版するのは、今が絶好のタイミング

シャロン・ストーン

シャロン・ストーン

『氷の微笑』をきっかけに、30代で「セックスシンボル」の象徴といわれるようになったシャロン。60代になった今でもその美貌は健在で、「前よりも今のカラダがずっと好き」と本人も語るほど、現在の自分に満足しているようだ。  女性は40歳を過ぎて最もパワフルになると考えているというシャロンは、女性が年齢を重ねるにつれ、価値が下がるという世間の考え方はナンセンスだと感じているようだ。  大物司会者オプラ・ウィンフリーとのインタビュー番組「スーパーソウル」に出演したシャロンは、次のように語る。 「年を重ねると、世間から価値ある人と思われなくなる。そういう社会的なプレッシャーがあると思うの」  けれどもシャロンは、状況を全く違うように捉えているようだ。 「人生で今が最も私達の価値が増す時期だと思うわ。人生で初めて、自分の価値がもっと上がるって信じているの。いまだかつてない程にパワフルになるのよ」    そんなシャロンはまもなく、自身の回想録『ザ・ビューティー・オブ・リヴィング・ トゥワイス』を出版する。自身のキャリアや人生について赤裸々につづった本書を出版するのは、今が絶好のタイミングだと感じているそうだ。

試写会で初めて“あのシーン”を見て激高。監督を平手打ち

 その回顧録では、シャロンが大スターになるきっかけとなった映画『氷の微笑』(1992)についても触れられている。  なんといっても、シャロン演じるセクシーな作家キャサリン・トラメルが大変な注目を浴びたこの映画。特に、殺人の容疑をかけられたキャサリンが、警察の尋問中に足を組み直すシーンはあまりにも有名だ。  超ミニスカートの下に何も着用していないシャロンが、両足を組み直したこの場面は、観客を騒然とさせた。
映画『氷の微笑』

『氷の微笑』できわどい!と評判になったシーン
(※画像:Amazonより)

 シャロンはこの衝撃的なシーンが、実は“想定外”だったことも本書で明かしている。 「撮影の時、監督からこう指示されたの。『何も見えないんだよ。下着を脱いでもらえないか。白い部分が光を反射してしまうから』と」  そのとき、どういう観え方をするか知らされていなかったというシャロン。撮影が終わり、試写の段階で初めて、そのシーンを目の当たりにしたそうだ。そして、すぐさま監督のもとへ行き、平手打ち。その後、自身の弁護士に相談したのだそうだ。  弁護士からは「このような撮影は違法と認められるため、映画の差し止めを求めることもできる」と説明を受けたという。けれどもシャロンは考え抜いたあげく、そのシーンを認めることを決断した。その理由について、次のように説明している。 「なぜ認めたかって? (そのシーンが)作品と私が演じたキャラクターに合っていると思ったからよ。それに結局は、私が演じたわけだし」  シャロンはまた、あるプロデューサーから呼び出され、「君は共演俳優と寝るべきだ。そうすれば、作品の中で良い化学反応が期待できるから」と言われたことも告白。けれども自分がその俳優と性的関係を持ったからといって、彼の演技が良くなるわけではないと感じ、「私の仕事は演じること。彼とは寝ない」とハッキリ拒絶したという。  ただ、当時は米映画界でも声を上げる女性たちがまだ少なかった時代。自分の考えを主張したことで、「難しい女」とレッテルを貼られるようになったそうだ。けれども、そうした状況の中でも、自分の意思を貫いたシャロンのような女性がいたからこそ、少しずつでも変化は起きたのだ。  困難に直面しながらも、道を切り開いていったシャロンの半生を描いた回顧録は、今月30日に発売される。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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