“作りおき“が週末ストレスに…それより楽なレトルト・惣菜の賢い使い方
作りおきは、本当に幸せを生むのか?
現代人を救う存在としてもてはやされている「作りおき」。みなさんはどんなものを、どれだけ作りおいていますか? さまざまなレシピがネット上で溢れていますし、レシピ本も続々登場していますが、実際どれだけ救われているのでしょうか? どんなに忙しくても積極的な作りおきをしない家庭もありますし、よくよく聞いてみると、休日のリフレッシュタイムが台無しになることもあるようで……。
ということで今回は、現代人をちゃんとおいしく、健康的に助けてくれる「作りおきの理想像」について考えてみたいと思います。
仕事の稼働日分のおかずを作りおくとして、想定としては10品前後の料理をすることを思い浮かべてください。どんなに料理上手であっても、1時間で作り終えることは難しいでしょう。
もしできたとしても、手抜きや簡易調理に依存してしまうかもしれません。おそらく普通に作るとなると、2時間以上はかかりそう。それに加えて準備や片づけをするとなると、せっかくの休日のうち3時間以上は作りおきに割かれることになります。
あれっ、そもそも休日って心身共にリフレッシュすべきとき。料理が大好きでストレス発散になるという人を除けば、この作業を毎週続けるのは、少なからずストレスはつきまとうのではないでしょうか。
また、世に出回っているレシピを見て、疑問を抱くことがあります。例えば、魚の揚げ物。臭みはもちろんのこと、魚の良質な脂質が酸化してしまうリスクも高まります。また、ビタミン類などの劣化が心配になるようなサラダも多く見かけます。
私が言いたいのは、作りおきにも場合によっては欠点があるということ。休日のリフレッシュタイムが奪われてしまうこと。おいしさや栄養価の劣化に対して、自分がどれだけ受け入れられるかは、立ち止まって考える必要があります。ではどんなものであれば、良いのでしょうか?
最初に申し上げたいのは、万人に当てはまる100%の正解はないということ。あくまでも自分にとって最良なバランスを考えていくことが重要ですから、私の提言は参考程度にしてください。
私のオススメは、全部のおかずを作ろうとしないことです。平日の帰宅後にハラハラドキドキを緩和する程度を目安にして、作りおきの優先度を決めてはいかがでしょうか?
私自身が優先度を高くしているのは、不足しがちな野菜や海藻をたっぷり使ったメニューで、味の劣化がしにくいものです。特筆すべきは食物繊維で、料理に時間がかかる根菜類や海藻類を使ったおかずはオススメです。
私のお気に入りは、ポリフェノールが豊富な紫キャベツのマリネ、きんぴら炒め、たらこと白滝の炒め和え。
例えばこの中でも、紫キャベツの上に乗せるオレンジはビタミンCの劣化が心配ですから、食べる直前に切って合わせたほうが良く、それを知っておくことは有意義でしょう。きんぴらは、市販のものには入っていない「えのき」を加えて炒めるなどの工夫はいかがでしょうか?
その他、季節の炊き込みご飯をたっぷり作って冷凍しておくこともオススメで、レンジで温めることで劣化も少なく香りよく味わうことが可能です。
そしてもう一つ私が提案したいのが、作りおき以外の選択肢を柔軟に持つということです。「手作りが最高」という呪縛から解放されるべきだと、私は思うのです。
休日が忙しくなる作りおき、本当に必要?
作りおくなら、全部作ろうとしないこと
例えばこの中でも、紫キャベツの上に乗せるオレンジはビタミンCの劣化が心配ですから、食べる直前に切って合わせたほうが良く、それを知っておくことは有意義でしょう。きんぴらは、市販のものには入っていない「えのき」を加えて炒めるなどの工夫はいかがでしょうか?
その他、季節の炊き込みご飯をたっぷり作って冷凍しておくこともオススメで、レンジで温めることで劣化も少なく香りよく味わうことが可能です。
そしてもう一つ私が提案したいのが、作りおき以外の選択肢を柔軟に持つということです。「手作りが最高」という呪縛から解放されるべきだと、私は思うのです。
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