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作家・燃え殻さんの言葉になぜ救われるのか。レースから降りたことで見える世界

燃え殻の魅力を知る4冊

ボクたちはみんな大人になれなかった』/新潮文庫 473円 累計16万部超のベストセラーとなったデビュー小説。43歳のボクは、満員電車の中で昔フラれた彼女に間違ってFBの友達申請を送ってしまう。17年前「今度、CD持ってくるね」と言われて別れたままの彼女は、人生で一度だけ「自分よりも好きになってしまった人」だった――。’21年Netflixで映像化、世界配信予定 『相談の森』/ネコノス 1650円 文春オンラインで連載した人生相談を単行本化。相談者の悩みにリンクしそうな自身の過去を静かに語りながら、明確な答えは出さずに「言い切ってみましたが折衷案もある気がしてきました」「人を傷つけることもあります、嘘もつきます、自暴自棄にもなります。性欲に負けることもあります」と、道徳では救えない悩みに寄り添う 『すべて忘れてしまうから』『夢に迷って、タクシーを呼んだ』/共に扶桑社 各1650円 ’18年から週刊SPA!で連載した断片的回顧録を単行本化。読み進めるうちに、作者の極めて個人的なはずの小さな思い出たちが読者の記憶の引き出しを開け、いつのまにか夢に迷い込んだような気持ちに。完結編『夢に迷って、タクシーを呼んだ』では、休職に至る経緯や、突如生まれたディスタンスなど、2020年の東京の姿を映し出す 【燃え殻】 ’73年生まれ。都内のテレビ美術制作会社に勤務する会社員でありながら、作家・コラムニストとして活躍。@Pirate_Radio_ <取材・文/兵庫慎司 撮影/福本邦洋>
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夢に迷って、タクシーを呼んだ

燃え殻の話題作『すべて忘れてしまうから』の完結編が待望の書籍化!


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