ではこの乳酸菌とビフィズス菌にはどのような違いがあるのか、見ていくことにしましょう。
専門書やサイトを見ていると、ビフィズス菌は乳酸菌の一種であり、同じくくりで扱われることが多くなっていますが、調べてみると、大きな違いがあることがわかります。
まず、顕微鏡写真をみてみましょう。

桿菌(かんきん)の乳酸菌(Lactobacillus bulgaricus) 出典:森永乳業(以下、同じ)

球菌の乳酸菌(Streptococcus thermophilus)

分枝したビフィズス菌(Bifidobacterium longum)
森永乳業の説明によれば、乳酸菌もビフィズス菌も、ヒトの体に良い影響を及ぼす善玉菌であることは事実であるものの、学術的にはまったくの別もの。
そして実は、腸内フローラが存在する「大腸」に生息する善玉菌の99.9%がビフィズス菌だということがわかっています。