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異例づくしのアカデミー賞。“番狂わせ”で受賞した俳優は「熟睡中」だった

 現地時間25日(日)、米ロサンゼルスでアカデミー賞の授賞式が開催された。例年と異なり、2つの会場に分けて行われた今年の授賞式では、中国出身の女性監督や韓国人俳優が初の快挙を達成。また主演男優賞は「大番狂わせ」の結果となった。

レッドカーペットに噂のカップル初お目見え

ハル・ベリーとヴァン・ハント

ハル・ベリー(右)とヴァン・ハント(左)

 ロサンゼルスのドルビー・シアターとユニオン・ステーションの2会場で開催された今年のアカデミー賞。コロナ対策のため、例年とは異なる方法で行われたが、ハリウッドスターたちはいつも通り、華やかな衣装でレッドカーペットを彩った。  なかでも注目を集めたのが、ハル・ベリー(51)とヴァン・ハント(54)のカップル。ハルは、ピクシーカットのヘアスタイルにドルチェ&ガッバーナのパープルのドレスといった装いで登場。その隣には、売れっ子ミュージシャンで、現在の交際相手であるヴァンの姿も。  過去に恋人から受けた暴力で片方の聴力の80%を失った経験を持ち、3度の結婚では夫の浮気や暴力沙汰に悩まされてきたハル。近年は「ぴったりな人が現れるまで、私はシングルで、子供達と一緒に私らしく生きていくの」と語っていた。
 そんなハルが新恋人の存在を明かしたのは昨年9月。ヴァンの名前が入ったTシャツを着た姿をインスタグラムに投稿し交際を公表していた。また今年のバレンタインには、「愛を求めているなら、あなたに合う、対等の人が見つかる。54歳になるまでかかるかもしれないけど!」と投稿し、交際が順調であることを明かしていた。  今回初めてそろって公の場に姿を現し、ついにレッドカーペットデビューを果たした2人。今後の進展に期待したい。

中国出身の女性監督が初の快挙。“白いスニーカー”も話題に

 今年のアカデミー賞で注目が高かった映画『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督は、その装いでも話題に。  エルメスのドレスをまとったジャオ監督。すっぴんかとおもわせるようなナチュラルメイクに、髪型は三つ編みのおさげスタイル。そしてなんといっても、見ている人の目を引いたのが足元の白いスニーカーだ。
クロエ・ジャオ

“白いスニーカー”も注目されたクロエ・ジャオ監督

 この気負いすぎていない自然ないで立ちに好感を持った人も多かったようで、ネット上でも「スニーカーで外してる感じがおしゃれ」という声があがった。  そのジャオ監督、今年のアカデミー賞の監督賞を受賞した。中国出身の同監督は、アジア系女性として、また非白人女性として初めて監督賞を受賞する快挙を果たした。また女性の監督賞受賞は「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー監督に続いて史上2人目となった。  季節労働の現場を渡り歩く「ノマド(遊牧民)」の姿を描いた『ノマドランド』は、作品賞も受賞。さらにフランシス・マクドーマンドが主演女優賞を受賞した。

助演女優賞は史上初の韓国人俳優に。主演男優賞では番狂わせも

 米南部に移住した韓国系移民の家族を描いた『ミナリ』に出演したユン・ヨジョンも、初の快挙を果たした。ユン・ヨジョンは今回のアカデミー賞で助演女優賞を獲得、韓国人俳優として史上初のオスカーに輝いた。アジア系俳優が同賞を受賞するのは、1958年にアジア系俳優初のオスカーを獲得したナンシー梅木さん以来で、63年ぶりとなった。
 また助演男優賞は『ユダ・アンド・ザ・ブラック・メサイア』のダニエル・カルーヤが受賞。スピーチでは映画関係者や家族に一通り感謝を述べた後、「人生を祝福しましょう。僕たちは呼吸し、歩いている。なんてすごいことでしょう。僕の母親と父親がセックスして、僕がここにいる。すばらしいことです」などと熱弁。その一風変わったスピーチで会場とメディアをにぎわせた。  そして、今年のアカデミー賞最大の番狂わせは主演男優賞。同賞をめぐっては、昨年43歳の若さでこの世を去った『マ・レイニーのブラックボトム』のチャドウィック・ボーズマンの受賞が有力視されていたが、結果的には『ファーザー』で認知症の主人公を演じたアンソニー・ホプキンス(83)が受賞した。
アンソニー・ホプキンス

主演男優賞を受賞したアンソニー・ホプキンス。受賞したときは熟睡中だったらしい…

 授賞式当日はイギリスにいて、米ロサンゼルスの式典会場には姿を見せていなかったアンソニー。しかも、主演男優賞が発表されたときは、英の現地時間は午前4時頃であったためまだ寝ていたという。  そのため、アンソニーは発表後、一切姿を見せず。オスカー像を受け取ることもなく、また中継でスピーチを行うといった演出もなかった。受賞者の名前が呼ばれたまま何も起こらず、授賞式の放送はいきなり終了した。  例年なら大トリで作品賞と監督賞が発表され、俳優やスタッフたちがステージに集まって感動のスピーチを行うというシーンが見られるアカデミー賞。しかし、今年は主演男優賞が一番最後に発表されたため、なんともぎこちないフィナーレを迎えることになってしまった。  こうしたなか、今回で2度目の受賞を果たしたアンソニーはその後、インスタグラムを更新。
「83歳でこの賞を受賞するとは思っていませんでした」と感謝の言葉を述べると同時に、「チャドウィック・ボーズマンに敬意を表したい」と述べ、亡き名優を偲ぶコメントを発表した。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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