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「子どもを産んでないだけで…苦しいのはなぜ?」40代に多い孤立感

子を持たない女性のロールモデルが少なかった

「マダネ プロジェクト」は、もともとくどうさん自身が病気によって子を持てなくなった際に、「自分以外の人はどうしているんだろう」「子を持たない女性のロールモデルがいない」という疑問から始まったといいます。
女性

写真はイメージです(以下同じ)

「私は40代で病気になり、産めないことが分かりました。その時はもちろんショックでしたが、私自身も当時出産を考えても、仕事などを理由に、もう少し先でいいと引き伸ばした自覚もありました。何より病気治療が最優先だったので、仕方ないと比較的早くに気持ちを切り替え、その後、子がいない人生ってどんなものだろうと思い、データや書籍を探してみることにしたんです。  でも、当時は探しても、子を持たない女性の生き方はほとんど取り上げられておらず、実態がつかめませんでした。だからこそ、他の人の気持ちを知りたい。色んな話を聞きたい。そう思い、インターネットを通じて会をスタートさせました。  その頃の私は『できるだけ楽しく人生を歩むために』というスタンスで始めたのですが、現実に集まってくださった方は、辛さや苦しさをまだ消化できていなくて、この苦しさを誰にも共有できないと、深い悲しみを抱えた方が大半でした」  このことを予想していなかったくどうさんは、非常に驚きました。そして現在の活動につながっています。

“旧時代の思い込み”を手放すことができたら

 現在はコロナ禍もあり、オンラインでの開催が続いていますが、毎回参加者枠はすぐ埋まってしまうそうです。 「皆さん本音を話したいとか、他の人の話を聞きたいという目的で参加されるのですが、子どものいないことで感じる疎外感や孤独感は、横のつながりを持てないことで起きている側面もあるなと感じています。  ママになると、子育てを通じて自然とママ友という横の繋がりを持てると思います。でも子を持たないと、特に地方の方などは同じ持たない者同士の繋がりを持ちづらく、疎外感を覚える方もいます。参加された方の中には、『私の周りにはこんなに子を持たない女性はいません!』と参加して心強く感じてくださる方もいるんです」 女性 子を持たない女性は増えつつありますが、センシティブな話題のため、日常生活の中ではざっくばらんに話しづらい難しさがあります。少子化の問題と多様性の問題で悩む女性の生きづらさ。それが時代の流れの中で、少しずつ変化している最中であることをお話からはとても感じます。  本来「子を持つ・持たない」は人生の選択の1つでしかないのに、それに自分の価値や女としての義務といった余計な考えがつきまとう。こうした旧時代の思い込みは、できればこの変化が激しい令和の時代に、置いていきたいものです。 【取材協力】くどうみやこ(大人ライフプロデューサー/トレンドウォッチャー) 大人世代のライフスタイルからマーケティングまで、時流やトレンドをとらえた独自の視点で情報を発信。近年は子どもをもたない大人のマーケットに着目し、子どものいない女性を応援する「マダネ プロジェクト」を主宰。 *1 国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集(2020)」 *2 国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査(2015)」 <取材・イラスト・文/おおしまりえ>
おおしまりえ
水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。Twitter:@utena0518
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