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63歳ひとり暮らし・月収12万円でも、楽しく生きる女性の日々のコツ

無視できないお金のやりくり

 生活の中には思いがけない出費があるのも事実。病気、怪我、冠婚葬祭。そのために月額約5万円の企業年金基金を別にストックしているのだとか。年金世代ではない人は、月に数千円~数万円、将来のために貯めておくのもいいかもしれませんね。今は健康で体力があっても、ゆくゆくは衰えていくのが現実。歯や目には否応なくお金がかかるのを、私も実感しています。  人生100年時代。先を考えて不安に苛まれるのではなく、未来に向けた一日を大切に過ごす。ショコラさんの日常は、まるで小さな色とりどりの花でできた花束。節約をしながらもケチにはならず、心の基準で豊かさを見つけています。インターネットを使いこなし、交友関係を広げ、息子さん達との関係も良好。これからの生き方の見本として、そばに置いておきたい1冊です。 ―小説家・森美樹のブックレビュー― <文/森美樹>
森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx
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