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ギターの神様、ワクチン副反応で2週間苦しむ「焼けつくようだった」

 各国で急速に進む新型コロナウィルスのワクチン接種。ハリウッドスターたちも続々と接種し、ファンにもワクチンを受けるよう呼び掛けている。そうしたなか、世界的ギタリストのエリック・クラプトン(76)が、ワクチン接種後に「ひどい副反応に苦しんだ」と明かしている。

もうプレイすることができないのではないかと恐れた

エリック・クラプトン

エリック・クラプトン

 先に英アストラゼネカ製のワクチンを受けたというクラプトン。接種した後、一時はもうギターを演奏することが出来なくなるのではないかと思うほど、体調が悪くなったという。  これは、イタリア人建築家ロビン・モノッティ・グラツィアデイに宛てた手紙でクラプトン本人が明かしたもの。ネット上で公開されたこの手紙には、接種後の副反応についてこう記されている。 「アストラゼネカのワクチン1回目を受けたら、すぐに激しい反応があり、それが10日間続いた。やっと回復し、2回目の接種までに12週間を空けるように言われた」 「6週間ほど経った頃、2回目の接種がオファーされ、再びワクチンを接種した。前よりは危険性について知っていたつもりだったが、言うまでもなく、副反応はひどいものだった。私の手や足は凍り付いているか、感覚がないか、焼けつくような感じかのどれかで、2週間くらいは全く使い物にならなかった。もうプレイすることができないのではないかと恐れた(自分は末梢神経障害を患っているんだから、注射に近づくべきではなかったんだ)。このワクチンは『誰にでも安全』と言われていたはずなのだが……」

日本でもおなじみの“ギターの神様”。持病で演奏に支障も

「最も偉大な100人のギタリスト」の1人として世界的人気を誇るエリック・クラプトン。『Tears In Heaven』『Layla』などのヒット曲で知られているが、特に、『チェンジ・ザ・ワールド』はサントリーコーヒー「BOSS」のCMをはじめ、日本のCMやドラマでもよく使われていることから、一度は耳にしたこともあるのではないだろうか。    ロック史上の生きるレジェンド、クラプトンだが、2016年には脳や脊髄などをはじめとする神経に影響を及ぼす末梢神経障害を患っていることを告白。思うようにギター演奏ができなくなっていることを明かしていた。  昨年には、コロナ対策として欧州各地で実施されたロックダウンを猛批判する“反ロックダウンソング”を発表。ネット上で炎上する騒動も起きていた。  そんなクラプトンも、政府が推奨するワクチンを接種したわけだが、持病のせいなのか副反応が強く出てしまったようだ。

大谷翔平選手もワクチン接種で体調不良に

 クラプトンが接種した英アストラゼネカ製のワクチンをめぐっては、疲労感や寒気、熱や吐き気、頭痛などの副反応を引き起こす可能性が指摘されているほか、まれに血栓症の副反応が起きることがあるとして、欧州を中心に懸念が拡大。ヨーロッパでは接種対象の年齢に制限を設ける国、使用を停止する国も出てきたが、欧州医薬品庁は4月下旬に「ワクチンの利点がリスクを上回る」と報告していた。  ただアメリカでも、ワクチン接種したメジャーリーグの選手が、副反応による体調不良を訴え、離脱するケースが続出。大谷翔平選手や筒香嘉智選手も、接種後に体調の異変があったと報じられている。選手たちがどのワクチンを接種したかについては、明らかにされていない。ただ米疾病対策センターは、米ファイザー製と独ビオンテック製のワクチンに関しても、接種部位の痛みや疲労感などさまざまな副反応が起きる可能性があると発表している。  重症化を抑える効果が実証されているワクチンだが、接種にあたって不安がある場合は、前もって医師などに相談するほうが安心だろう。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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