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ブルース・ウィリスの娘、パパ似の顔に苦しむ「美人の母と似ていない自分を責めた」

 米ハリウッドを代表するビッグカップルとして知られたブルース・ウィリスとデミ・ムーアを両親に持つタルーラ・ウィリス(27)。3人姉妹のなかでもとりわけ可愛らしいと評判だったものの、本人は自身の外見を醜いと感じ、「身体醜形障害」に苦しんでいたといわれている。そんなタルーラが先ごろ、外見に悩んでいた当時を振り返り、父親似であることが「腹立たしかった」と明かした。

自分の顔が「男性的」であるせいで、可愛らしくなれない

タルーラ・ウィリス

タルーラ・ウィリス

 今月15日(現地時間)、自身の顔写真とともに、母デミの写真数枚をインスタグラムに投稿したタルーラ。そこには、かつて身体醜形障害(=body dysmorphic disorder ; BDD)に悩まされていた頃の率直な思い、そしてその苦しみから抜け出すまでのプロセスが綴られている。 「A. 老化は自分のコントロールなしで起こり、時間が経つと顔は変化する」 「B. 生まれてからずっと父親似であると言われ続け、母親似でなかったことに罪の意識を持っていた。私は、父と似ているという事実に憤慨し、自分の顔が『男性的』であるせいで、可愛らしくなれない唯一の理由だと信じていた。けどそれは間違い!」 「私は、過去も現在も、本質的に貴重で価値がある存在。人生のどのステージでも、どんな体型でも、どんな髪型でも!(あるがままの自分ってことね)」 「C. 外見を『直そう』とする前に、自分の魂の中の傷を癒す必要がある」

心の中の膿を全て言葉にして、紙に書き出して

 続いてタルーラは、身体醜形障害により精神状態が悪循環に陥ったとき、どう対処するかについて紹介している。  鏡をタオルで覆ったり、鏡を倒したりして、歯磨きや洗顔のとき以外は自分の姿を鏡で見ないようにする。SNSから距離を置く、ファンタジー小説を読む、安全な人やコミュニティとの繋がりを見つける、散歩に出る、音楽を聴く、お風呂に入りボディオイルでお手入れする。日常生活で身近にできることを羅列したうえで、こんなアドバイスもしている。 「書くこと。心の中の膿を全て言葉にして、紙に書き出して。そして破いて燃やすの」 「それを自分の中から外に流して、心の貴重なスペースを解放させるのよ」 「深呼吸して、目をつぶってみて。時間ならたっぷりあるわ」

「自分はブス」と思い込み、摂食障害や依存症に

「自分はブス」。そんな思い込みから、身体醜形障害に苦しむようになったうえ、摂食障害でガリガリに痩せてしまったというタルーラ。薬物やアルコールにも依存するようになり、飲酒運転で逮捕されたこともあった。  また、両親が離婚し、のちに母が再婚したことでますます状況が悪化。再婚相手である俳優アシュトン・カッチャーに溺れていく母を見て、「当時、自分が忘れられたと感じた」とのちに明かしている。  このように様々なトラブルを抱え、世間では「お騒がせ3女」として知られるようになったタルーラは、両親との関係も悪化。また義父として幼い頃から一緒に暮らしていたアシュトンも、荒れるタルーラを心配し、デミと離婚した後もずっと気にかけていたという。

「ママに似なくて残念」で長女も苦しんだ

 実は3姉妹の長女ルーマー、そして次女のスカウトも過去に飲酒などの問題を抱えていたことで知られている。特に、ルーマーは「美人なママじゃなくて、男らしいパパにソックリって言われる」と明かし、世間から「美人の母親に似なくて残念だったね」と思われることに胸を痛めていたといわれている。  そんな3姉妹だが、タルーラは2014年に依存症の治療を始めたことをきっかけに改心。ほどなくして、ルーマーやスカウトも問題を克服し、両親との関係も改善した。そして今では、ウィリス一家は、米芸能界随一の仲良しファミリーとして知られるようになった。
 今月初めには、タルーラが恋人のディロン・バスさんと婚約し、大きな喜びに包まれたウィリス家。何より、コンプレックスや苦しみを乗り越えて幸せをつかんだ末娘を、ブルースやデミは感無量の思いで見つめていることだろう。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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