Beauty

「最近、いつものメイクが似合わない」30-40代で変身する第一歩は

自分の顔のバランスを知るには

「“顔のバランス”というと、皆さん『じゃあ自分の顔のつくりやコンプレックスは受け入れるしかないの?』と思うかもしれません。ここでのバランスとは、元々の顔のつくりのことだけではありません。  ヘアメイクの満足度というのは、『自分の顔の特徴(客観的)×なりたいイメージ(主観的)』の両方が合わさった部分にあります。そのため、ご自身の肌の色味、パーツの位置やチャームポイントといった客観的なお顔の特徴は知っておいた方がいいでしょう。  合わせて、今日はどんなイメージに仕上げたいかといった主観的な満足度も考えてみてください。自分の顔がどんなふうに見えているか分からない方は、スマホのインカメラ(自撮り)ではなくアウトカメラで自分を撮影してみると、知らなかったご自分の顔の特徴に気づけますよおおしまりえ

自分の顔のパーツは離れ気味? 中心寄り?

 顔の特徴だけを活かした理想のイメージづくりという点では、例えば顔のパーツが元々離れ気味か、中心に寄り気味かを知るだけでも意味があるといいます。 「顔のバランスを取るだけならば、パーツが離れ気味の方は内側に寄せ、逆のタイプは外側に出すメイクをするのがおすすめです。ただパーツが離れている方にはアンニュイな雰囲気が出やすく、内側に寄り気味の方は知的でクールな印象に見えるのが特徴です。そういった客観的に見て、すでにある雰囲気を変えたいのか活かしたいのかという考えからメイクを仕上げることで、本当の意味での満足は叶っていきます」 =======
おおしまりえ、山口直美さん

いよいよ山口さんにメイクをしてもらう筆者

「自分に似合うメイクがしたい」という目的で始まったお話ですが、序盤から「似合う」という言葉の意味を考えても、とても奥が深いことが分かりました。 「まずは実際にメイクをしていきましょう」という山口さんの言葉に従い、メイクエプロンをしてメイクを落とします。  するといきなり、山口さんは肌作りとあわせ、ポンポンとほぼノーメイクの顔に口紅を塗り始めるではないですか! 「え? なんでいきなり口紅を?!」  驚きのメイク手順の答えは、今回ご紹介した「バランス」を取るため。何年もメイクがアップデートされないこの顔は、どう変化していくのでしょうか。次回、手順に沿ってアラフォーメイクのコツをお伝えします。 【取材協力】山口直美(やまぐちなおみ) ヘアスタイリスト、ヘアメイクアップアーティスト。1975生まれ。原宿、表参道でスタイリスト兼ヘアメイクとして勤務後、両親の経営していた横浜の美容室を引き継ぐ。取り入れやすいテクニックで、「なりたいイメージ」を骨格やチャームポイントを活かして表現するヘアスタイルとメイクが得意。テクニックをまとめた著書『激変!ビフォア・アフター』がダイヤモンド社より発売中。 <取材・イラスト・文/おおしまりえ>
おおしまりえ
水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。Twitter:@utena0518
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ