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私が悪いの…?なぜか“勘違い”されてしまう女子大生のボヤキ。助教から「色目使うな」

ここは学問の場、色目を使うな!と理不尽に怒られる

 Rさんの受難はまだ続きます。3年生になりゼミ形式の講義に参加するようになったRさん。独身の助教の講義に参加していました。  分からないことがあればすぐに聞くタイプのRさんは、質問事項を助教のS先生に尋ねることに。ほぼ毎週質問し、ときには、ゼミ形式の講義後の議論が1時間半に及ぶこともあったそうです。 「分からないことを教えてもらったら笑顔でお礼の言葉を返すのが、人として普通のことだと思っていました。でも、男性はそう思わないものなのでしょうか? ある日、帰り際に先生に声をかけられて」 「僕は大学の近くに住んでいるから」とS先生に電話番号を渡されたそうです。当時彼氏がいたRさんは、先生の電話番号を受け取りませんでした。そんなRさんを次週の講義で待ち受けていたのは……。 「いつもと同じように質問をしたら、“塩対応”で困ってしまいました。先生は、私が今までの講義で色目を使っていると思っていたようで……。『ここは学問をする場所だ。色目を使うんじゃない』と怒られてしまいました」

「自分が悪かったのかな」と考えてしまう

悩む女性

※イメージです(以下、同じ)

 結局その講義はなんとか単位をとったRさん。しかし振り返ると、自分が悪かったのだろうかと今でも思ってしまうようです。 「あのとき私、どうすればよかったんでしょうか。大学の講義に恋愛を持ち込んだのは先生のほうなのになって悲しくなったんですけど。あれから、私も周りに塩対応してます」  就職活動をするようになった4年生のいまも、塩対応のクセがついてしまったようです。 「別の大学の人や企業の人の話を聞くようになって、私が見ていた世界って狭いんだな、そういう男性ばかりじゃないんだなって気付けました。私も含め、あの学校で出会った人って、ほとんどが勉強ばかりしてきて、恋愛経験が浅いまま入学してきてるからかな」  コロナ禍が落ち着き就職したら、Rさんは海外で働くことを目標にするのだそうです。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ <取材・文/いなばしの>
いなばしの
2015年からティーンズラブ小説家・シナリオライターとして活動。女性向けボイスドラマCDの脚本執筆、地下アイドルの歌詞提供なども行う。Twitter:@Yinabashino
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