景介は、寄り添って共にあろうとする愛。
幼稚園の新米先生である景介には、ベテランの先輩のような余裕はありません。それでも、園児の小さな「なぜ?」もスルーせず、いっしょに一生懸命考えてくれる姿は、何よりも心強いもの。“導く”より“共にありたい”と思ってくれる大人の存在は、子どもの勇気につながります。
西畑さんの凜とした眉と清潔感あふれる笑顔は、景介の心意気そのもの。心を明るく照らしてくれるパステルカラーのエプロンもお似合いで、ほっこりします。
佑は、仲間としての愛。
児童養護施設の仲間だったという佑は、コタローにとって家族に近い存在と言えそうです。今はホストだという佑がなぜコタローに近づいてきたのか、まだその真意は見えません。しかしながら、彼があまり心地よくないことを言ったとしても、その奥にはコタローを守りたいがゆえの気持ちが根づいているように思えます。
言いづらいことも言ってくれる大人というのもまた、子どもにとっては信じるに値する存在ではないでしょうか。松島さんらしい、“
チャラそうだけど男らしさがにじむホスト像”には、子どもでなくても惚れてしまいそう。
それぞれのまなざしでコタローを見つめる“3ジャニ”の関係が、今後どのように変化していくのか? コタローの成長とともに、目が離せません。
関ジャニ∞による“見守る気持ち”に満ちた主題歌「ひとりにしないよ」も、必聴。
梅雨寒の心もほわほわにしてくれる、ウォーミーな名曲です。
<文/みきーる イラスト/二平瑞樹>