石井「今後、国内でワクチン接種が進んでいったらどうなるのでしょうか?」
木下「段階的に感染対策を緩めていくことになると思います。
例えば、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は、ワクチン接種者同士であれば、室内でのマスク着用は不要とし、小規模な集まりも可能と発表しています。また、ハイリスクな高齢者がワクチンを2回接種してから14日経過すれば、非接種の親族と接触しても問題はないという発表もあります。
そのように日本でも今後、接種状況と感染状況を踏まえ、バランスを見ながら正式な発表があるのではないでしょうか」
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【木下 喬弘先生】
日本救急医学会、外傷学会専門医。2010年大阪大学医学部医学科卒。大阪の救命救急センターで9年間勤務した後、2019年にハーバード公衆衛生大学院に入学。日本のHPVワクチンに関する医療政策研究で、2020年ハーバード公衆衛生大学院卒業賞を受賞。
【
こびナビ】
新型コロナウイルスやワクチンに関する、正しい情報を発信するプロジェクト。医師たちによる文章や動画で情報発信している。「
コロナ漫画大賞」を開催、作品募集中
<こびナビ 構成/ブラインドライターズ 史奈>