Lifestyle

同僚の結婚式に行ったら彼氏にバッタリ!偶然が招いた縁?

新郎新婦がこの偶然をすごく喜んでくれた

 2人は結婚前提の交際でこの時点は正式に婚約はしていなかったものの、実家には双方挨拶済み。結婚に向けた話し合いも始まっていたのでよかったですが、「もし別れていたらかなり気まずいことになっていた」と言います。 「ダンナも一緒にいるのが私の会社の人間だと知って、急に緊張した様子で『怜美さんとお付き合いさせていただいている……』って社長に挨拶するし、ヘンな空気になっていました。社長が『私は高山さんの父親じゃないんだし、かしこまって挨拶しないでくれよ~』っておどけた様子で返してくれたおかげで場が一気に和みましたけどね」  気がつけば彼の友人たちも輪に加わり、同僚女性社員たちと親し気に会話をしていたそうです。 結婚式二次会 披露宴の後、場所を移して行われた結婚式の二次会には、社長や専務など会社のおエラ方は参加しませんでしたが、女性社員たちや彼の友人たちは全員出席。そこで新郎新婦も2人の話を聞き、「そんな偶然ってあるんだ!」と食いついてきたそうです。 「この日の主役が私たちの話を知って、すごく喜んでくれました。特に先輩(新婦)はこういう偶然のシチュエーションに弱い人で『これは運命よね』って結婚をあおってくるし、ほかの人たちからも『次は君たちの番だ!』ってはやし立てられたのは少し面倒でしたけど(苦笑)。でも、こういうおめでたい席にふさわしいネタを提供できたので、ある意味一番の余興になったんじゃないかなと思います」

今では家族ぐるみの付き合い

 この結婚式から1年半後に怜美さんも無事に挙式。自身の披露宴ではこのときのエピソードはもちろん紹介され、会場は大盛り上がりだったといいます。 「あの日の式をきっかけに先輩夫婦ともプライベートで頻繁に会うようになり、さらにあの結婚式がきっかけで仲良くなった同僚とダンナ友人もゴールイン。今ではこの3組で子供たちを交えて家族ぐるみの付き合いをしています」  こんな偶然、実際にはありそうでなかなかないものです。これは運命を感じるのも当然かもしれませんね。 ―結婚式のトンデモ話― 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ <文/トシタカマサ イラスト/カツオ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ