成田「新型コロナウイルス感染症は呼吸器系に症状が出ますが、喘息持ちの人でもワクチン接種はできるのでしょうか?」
岡田「コロナワクチンではウイルスを体内で生成しないため、感染による呼吸器への影響とは別問題であることは大切なポイントです。喘息はアレルギー疾患のひとつにすぎないため、接種の制限の対象にはなりませんが、
アナフィラキシーを起こした際、呼吸器系の症状が重く出る可能性は否定できないため、接種会場できちんと経過観察をすることが大切です」
岡田「通常のアレルギー疾患の方は、ワクチン接種後の会場での待機時間は一般の方と同様15分、過去にアナフィラキシーを起こしたことがある方は30分となっています。
ただし重症な喘息やアレルギーのある方、アナフィラキシーが心配な方は問診時に相談し、30分待機できるようにするといった対応をしてもよいと考えます。少しでも不安なくワクチン接種していただけるよう、こういった柔軟な運用が求められていくと思います」
【こびナビの前回記事はコチラ】⇒
“コロナワクチンの後もマスクは必要?免疫はいつできる?医師が疑問に答える
【岡田 玲緒奈先生】
千葉大学医学部医学科卒。千葉県にて初期臨床研修、小児科専攻医研修を経て小児科専門医を習得。以後、小児血液・腫瘍分野で研鑽を積む。2018年 千葉大学大学院 入学、マイクロRNAを起点としたがん遺伝子研究に携わる。2021年3月 卒業、博士(医学)取得予定。2019年8月 千葉大学医学部附属病院 次世代医療構想センター 特任助教として着任、千葉県内の医療政策研究に従事する。
【
こびナビ】
新型コロナウイルスやワクチンに関する、正しい情報を発信するプロジェクト。医師たちによる文章や動画で情報発信している。「
コロナ漫画大賞」を開催、作品募集中
<こびナビ 構成/ブラインドライターズ 史奈>