モラハラ男の特徴① 自分を正当化し、悪いことは人のせいにする
あなたの彼氏は、デートに遅刻したら、駅員やタクシー運転手、残業を頼んだ会社の上司や同僚など、他人のせいにする言い訳ばかり言っていませんか。
「自分がもっと早く出発するべきだった」「残業を頼まれても調子よく引き受けずに断ればよかった」「待たせてしまって悪かった」といったことにはまったく思いが至らず、ただ
自分以外の人や事象に対して文句ばかり。こういう人は反省して自分の行動を変えることができません。ミスをしたりトラブルに遭ったりしたときのストレスや怒りは、そのままパートナーにぶつけてきます。

一方で、外面がよく、友人知人や職場の仲間たちにはそういう顔は見せないため、交際中の早い段階で気づくのは難しいところもあります。
一番手っ取り早いのは、
一緒に食事に行った際に、店の従業員や帰りに利用したタクシー運転手に対する態度を観察することです。少しでもぞんざいな感じがしたら要注意! 明らかに理不尽な注文や失礼な態度を取っていた場合には、数年後の自分に対する態度と考えてほぼ間違いありません。
ただ、誰にでも、思わず自分を正当化して、つい他人のせいにしてしまうことってありますよね。
その後、反省した態度が見えたり、素直に謝ってくるような場合はモラハラとまでは言えません。
注意すべきは、常に周りのせいにして、自分が悪いとは絶対に言わない人。そういう人には気をつけましょう。
今回は9つの傾向から1つ目を紹介しました。次回以降も、モラハラ男性の特徴を順にお伝えしていきます。
―シリーズ「結婚してはいけない男性の特徴」―
<文/後藤千絵>
後藤千絵(フェリーチェ法律事務所 弁護士)
2017年にスタッフ全員が女性であるフェリーチェ法律事務所設立。離婚・DV・慰謝料・財産分与・親権・養育費・面会交流・相続問題など、家族の事案をもっとも得意とする。なかでも、離婚は女性を中心に、年間300件、のべ3000人の相談に乗っている。